FrameMakerデータ取り込み機能

CMSなどのマニュアル作成~編集システムを導入する際、これまでに作成した過去資産の活用という課題に直面しますが、既存のマニュアル制作ソフトとしては、MS Wordの次にAdobe FrameMakerが使われる事が多いのではないでしょうか。
マニュアル作成システム「PMX」では、FrameMakerで作成したデータを一括で取り込む事が可能です。HTML出力機能で出力されたアーカイブを取り込むことにより、過去にFrameMakerで制作した既存の資産を移行できます。

大量のFrameMakerデータをスムーズに移行

従来のマニュアルやトリセツ制作では、MS WordやFrameMakerといったツールがよく利用されていました。これらのツールでは「バージョン管理が困難」「共通部分の修正が発生した場合、対象ファイル全て開いて修正が必要(結果、一部のファイルで修正漏れが発生)」「ツールに関するスキルが必要」「チームでの制作が困難」といった課題がありました。こういった課題を解決するとともに、特別なスキルがない方でも制作が可能であるとともに、チームでのドキュメンテーションが可能なツールとしてマニュアル作成システム「PMX」をご検討頂くケースが増えてきています。

その際に課題となるのが、これまでに制作された既存のデータの取り扱いです。新規のマニュアル制作から「PMX」を利用し、過去のマニュアルは従来の制作環境でメンテナンスを行う、という考え方もありますが、制作環境を新旧のいずれかに統一する必要が出てきます。また、新規に制作を行う場合でも、過去のマニュアルを流用したい場合も想定されますが、そのような場合は、取捨選択した上で、共通部品として再利用できるようなコンテンツを元のデータから抜き出し、「PMX」に移行するといった考え方もありますが、いっそのこと全てのデータを移行してしまった方がかえって楽になる事が往々にしてあります。

特に、FrameMakerで作成されたマニュアルでは、ページ間のリンク情報を数多く持っていることが多いため、手作業で取り込むのは余り現実的ではありません。したがって、FrameMakerデータの一部分のみを流用するのではなく、すべてのFrameMakerデータを一括で取り込む方が、様々な情報ごと再利用できるのでオススメです。「PMX」では、FrameMaker取り込み機能を利用することで、ページ間連携の情報を有した、ページ数が多いFrameMakerで作成されたマニュアルのデータであっても、「PMX」に一括で取り込むことができます。

FrameMakerデータ一括取り込み機能イメージ画像

FrameMakerデータ取り込みオプションの特徴

ドラッグ&ドロップでカンタンに取り込み

FrameMaker取り込み機能を使ってFrameMakerデータを「PMX」に取り込む作業は、専用の取り込み画面でファイルをドラッグ&ドロップするだけで実行できます。本機能では、FrameMakerから出力されたHTMLファイルを一括で取り込み、「PMX」内でマップとそれに関連したトピックの形式に変換します。この時、HTMLファイルだけでなく画像データも取り込まれますが、どのトピックにどの画像が使用されているかといった、ブック全体に関する情報も一緒に取り込まれますので、取り込み後に画像を再設定するといった面倒な作業は不要です。

スタイル情報の取り込み

FrameMakerから出力したフォントなどのスタイル情報は「PMX」にそのまま取り込まれますので、後で一からスタイルを再設定する必要はありません。もちろん、取り込んだデータは編集可能ですので、「PMX」上で新規作成したトピックと同様、トピック編集画面上にてスタイルなどの修正を行うことが可能です。

トピックだけでなくマップも自動で生成

FrameMaker取り込み機能を利用してデータを取り込む際、元データの構成情報からマップを自動で生成するため、取り込みが完了した段階で「PMX」において、ブックとしてのデータが構成された状態となっております。トピック間のリンク情報なども一緒に取り込みますので、面倒なリンクの再設定も不要です。むろん、取り込んだトピックを利用して別のブックに流用することも可能です。

作成するトピックやマップの言語指定も可能

FrameMakerデータ取り込み機能で取り込み作業を行う際、「PMX」では、生成するトピックやマップの言語を指定することができます。既存のデータが日本語だけでなく、英語やその他複数の言語で作成されているようなコンテンツの場合も柔軟に取り込めるようになっています。

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