製品やサービスには、必ずマニュアル(インストラクションマニュアル)、あるいはトリセツ(取扱説明書)が付随していますが、従来の紙ベースから電子化、あるいは動画マニュアルも交えたリッチコンテンツ化へと、メディアの変遷は加速度的に進んでいます。
サイバーテックが提供するマニュアル作成システム「PMX」は、制作の分業化・多言語コンテンツ対応・PDFと電子マニュアルのワンソース出力を実現するCMSです。国内ベンダーならではの手厚いサポート対応と、国内のお客様に寄り添ったカスタマイズを実現いたします。
工業製品をはじめ、作れば売れるという時代から個別の顧客志向になっている昨今、企業間競争の激化とともに、提供される製品やサービスは多様化しつつ、提供までのリードタイム短縮も求められています。コンピュータの活用が一般的となり、あらゆる製品やサービスの電子化が進み、日々高機能化しているため、製品やサービスが発揮するパフォーマンスが向上した半面、ミスオペレーションによる被害も大きくなる傾向になります。
したがって、業務の進め方や操作手順などのマニュアル化が飛躍的に進み、いかにして間違いなく操作が出来るようになるか・オペレーションや操作の再現性をいかに高いレベルで維持するか、という本来の目的を高い次元で達成させる事はもとより、リスクヘッジツールという目的も含まれるようになりました。
その結果、マニュアルはページ数が増える一方となり、さらに改訂時に内容が膨らむにつれ、ページもどんどん追加されてゆく傾向にあります。そのような状況において、MS WORDに代表される従来のマニュアル作成スタイルやフローで進めると効率的ではありますが、逆に以下のような課題を内包した状態となります。
これらの課題は、マニュアルの分量が増えれば増えるほど、さらに製品やサービスのライフサイクル短縮により改訂頻度が増えれば増えるほど顕著になるため、効率的にマニュアル作成が行えるツールが必要不可欠です。
グローバリゼーションの流れに伴い、提供する製品やサービスが様々な国で使われるシーンが増えてきています。そのような中、例えば新興国のカンボジアや、インドネシアの離島といった地域では、重機に英語のマニュアルが付属していても、それを読んで操作することは困難かもしれません。さらに製品機能の向上に伴い、誤操作リスクを回避する必要もあるため、英語のみのマニュアルを用意するだけでは、実際に作業をする作業員は理解できず、どうしても現地語によるマニュアルを用意する必要に迫られます。
マニュアルを多言語化する場合、初版は全コンテンツを翻訳する他はありませんが、まともに翻訳業者に出すと、それなりのコストがかかります。さらに製品やサービスのバージョンアップに際しても、対応言語数が増えれば増えるほど、翻訳コストは膨らみます。言語別に改訂箇所を把握する必要もある多言語マニュアルのコンテンツは管理が非常に煩雑になるため、CMSなどのシステムで一元化を行うと効率的に管理できるだけでなく、ミスも防ぐことができます。
操作マニュアルや業務マニュアルの提供形態における大きな流れとして、テレワークの普及とも相まって、印刷による紙ベースの提供から、電子マニュアルや動画マニュアルといった形での提供に大きくシフトしつつあります。製品やサービスの高機能化に伴い、ページ数が増加傾向にあるマニュアルはなおさらです。
しかしながら、電子デバイスが使えない環境での操作やオペレーションが求められる場合、あるいは取引上紙マニュアルも納品せざるを得ない場合は、従来通りの紙ベースによる配布が必要となります。また、無い方が良いケースとしては、クレーム対応時に「形として見せる」ためにマニュアルを急遽出力する必要性に迫られる場合もあります。そのような事も想定し、マニュアルの電子化や動画化を進めたとしても、紙媒体で出力可能としておく事もリスクヘッジとしては考慮しておく必要があります。
マニュアル制作の分業化・多言語コンテンツ対応・電子化とスピード配信を実現するツール「PMX」は、Webブラウザのみで操作することが可能です。サイバーテックが基盤部分を含め、全て設計~開発を行っており、統一性があり、シンプルで使いやすいユーザインタフェースが特徴です。シンプルで使いやすいということは、同時にテレワークには非常に相性が高いサービスとなります。
取説や業務マニュアルをはじめ、構造化が必要となるドキュメントをしっかり管理しつつ、マニュアルコンテンツの「一元化」「共通化」「標準化」「平準化」「構造化」を実現する画期的なクラウドサービスとなります。
産業機械や工作機械、重機などの操作マニュアル(取扱説明書)の場合は特に、デザインよりも機能性重視のマニュアルが求められるはずです。それらを実現するには、マニュアル作成時に標準化がなされていることが大前提となりますが、DTPやFrameMaker、MS Wordでマニュアル作成を進めてしまうと、どうしても標準化から逸脱してしまうことになりかねません。
マニュアル作成における標準化を推進するために、当社ではテンプレート化によるドキュメンテーションを推奨しております。「PMX」では豊富なテンプレートを有していますので、テンプレートが存在しない場合や古いテンプレートしか存在しない場合、あるいはイマドキのe-manual(電子マニュアル)とPDF出力の両方を実現するテンプレートや、1段組みと2段組みがワンソースで出力可能となるテンプレートなど、業界・用途を問わず、様々なテンプレートをご用意しております。
マニュアル制作の分業化・多言語コンテンツ対応・マルチユースによる組版と電子化を実現するツール「PMX」では、マニュアル作成を行ったことがない方から、スタイルシートやマークアップ言語をソースレベルでも分かるというプロの方まで、広くご利用頂くことが可能です。
マニュアル作成ツール「PMX」では、XMLやDITA、HTMLなどのタグのことは全く知らなくても大丈夫です。所定のテンプレートを活用して、WordライクなWebエディタから入稿するだけでマニュアルが完成します。専門知識は不要となりますので、ライティングに集中いただけます。
マニュアル作成ツール「PMX」では、自由記述が可能となるスタイルシートを修正することにより、独自のレイアウトやスタイル変更が可能です。
また、エディタに存在する「ソース編集モード」では、マークアップされた情報をタグレベルで記述することが可能となりますので、スタイルシートと連携した、さらに詳細なオーサリングが可能となります。
属人的な現状をカイゼンして、コンテンツの再利用率を上げたい!
Wordライクなエディタで担当箇所をライティングすることで、分担作業とコンテンツの再利用率が向上し、属人的な制作フローから脱却できます。
Webブラウザで操作できるため、テレワークとの親和性が高く、ハイスペックPCも不要です。
多言語展開したいが、改訂品質や翻訳コストが気になる!
多言語マニュアルの作成~改訂管理は非常に煩雑ですが、「PMX」ではコンテンツの部品化と再利用により、改訂運用の品質向上を実現します。
さらに、AI翻訳やCATの活用により、スピーディかつ低コストでマニュアルの多言語化が行えます。
HTMLマニュアルをメインとしたいが、PDFデータも必要!
「PMX」では、コンテンツを一元管理しているため、HTML形式による電子マニュアルや自動組版によるPDFをワンソースで出力できます。
また、動画の活用によりサッと理解することが求められるオペレーションマニュアルなども作成できます。
マニュアルの共同制作が可能で、改訂情報や履歴なども含めてコンテンツを一元管理することが可能なマニュアル作成システムは、海外製品が中心で、かつ数百万円後半~数千万円の価格帯となることが一般的です。「PMX」では、基盤部分含めて全て自社開発を行うことで、やさしいユーザインタフェースでありながら、提供価格を抑えたサブスクリプション形式でご提供するツールです。
XML分野に長年携わってきたノウハウをベースに、マニュアルの作成ツールとして、複数メンバーで多言語コンテンツの共同作成~自動組版と電子マニュアルのハイブリッド配信といった、ハイレベルの機能をご提供いたします。クラウドサービスとしてご利用頂けますので、システムの運用はサイバーテックが実施いたします。面倒なセキュリティ対策やシステムの運用保守は不要です。
ソフトウェア製品は海外製が多い中、純国産ベンダーであるサイバーテックが、製品開発やバージョンアップはもちろんのこと、サポートまで実施しています。黎明期からXMLに携わってきた当社ならではのサポートと、国内のお客様に寄り添った機能をツールに順次反映させてゆく事はもちろん、個別導入によるカスタマイズ対応も可能です。
マニュアル制作の分業化・多言語コンテンツ対応・マルチユースによる組版と電子化を実現するツール「PMX」はクラウドとして利用いただけるため、マニュアルを複数名による同時進行形式で共同作成を行うことが可能となり、部品化されたコンテンツは多言語対応を行いやすくなります。また、マニュアルコンテンツはデータベースにより一元化されているため、コンテンツの責了と同時にテンプレートに即した形で自動組版やWebマニュアル(HTMLマニュアル)を出力することが可能です。DTPなどの前工程を待ってからWebマニュアル(HTMLマニュアル)を作成するといった、直列型の制作フローではありませんので、責了から実際の配信までのリードタイムを短縮することが可能となります。
マニュアル作成時は、製品やサービスを開発するエンジニアから元ネタを収集する必要がありますが、エンジニアはマニュアルの書き手としては専門家ではありません。マニュアル作成ツール「PMX」では、ライターとしてまずは情報出しをしてもらった後、編集側で修正したマニュアルをエンジニアにファクトチェックしてもらい、微修正を行った上でバージョンを確定させる、といった一連の流れも、アカウントの権限設定とワークフロー機能により、スムーズにライティング業務を進めることができるシステムとなります。
また、「PMX」は他のシステムやサービスを組み合わせて機能を実現する設計思想ではなく、ミドルウェアや基盤部分を含め、全て自社で設計~開発を行っているツールとなりますので、ユーザインタフェースをはじめ、無理が無く、最適化された非常にシンプルな操作性を実現しています。テレワークの普及に伴い、特にシンプルな操作性が求められることが多い昨今、PMXではこれらのドキュメンテーションを全てオンライン上で完結させることが可能となるシステムです。
マニュアル制作プロセスにおいて、類似製品やサービスの過去マニュアルを流用することは多々あるかと思います。マニュアル作成ツール「PMX」では、多言語コンテンツの連携情報を維持した形で、過去マニュアルが全てモジュール化(部品化)されていますので、初版作成時にそれらを自然に流用することが可能となります。ソース言語や訳文のどちらも流用出来ますので、記述内容が重なる部分は、共通モジュールとして部品化することにより、マニュアルの品質向上にもつながります。また、翻訳が必要となる箇所はリライトもしくは改訂した部分のみにツール側で絞る事が可能となり、翻訳コストをグッと抑えることが可能となります。
マニュアル作成ツール「PMX」はTrados、Phrase(旧:memsource)、memoQなどのコンピュータ支援翻訳(CAT)ツールと連携することが可能となりますので、改訂後の簡単な翻訳はGoogle翻訳やDeepLなどの機械翻訳を活用して行うと、スピーディかつ低コストで多言語マニュアルの改訂運用を行うことが可能となります。
マニュアル作成ツール「PMX」では、マニュアルコンテンツを変化に強いXML形式のデータベースで一元管理をしているため、電子マニュアルだけではなく、紙での出力を想定したPDF自動組版においても、スタイルシートを適用することで多彩な出力レイアウトを選択することが可能となります。電子マニュアルはHTML形式で出力されますが、スマホやタブレットでも閲覧しやすいレスポンシブデザインで出力されます。
店舗で使われるオペレーションマニュアルや、社内で使われる業務マニュアルなどでは、動画による説明が効果的となります。マニュアル作成ツール「PMX」では動画を素材としてe-manual(電子マニュアル)に使うことが可能ですので、その場でサッと理解することが求められる、マルチメディア形式のオペレーションマニュアルとして活用することができます。
マニュアルの共同制作・多言語コンテンツ対応・自動組版と電子化を実現するクラウドサービス「PMX」は、ユーザ企業様・制作会社様、いずれの企業様でも、以下のようなメリットを得ることができます。
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100,000 ネームドプラン円/月 |
200,000 フローティングプラン円/月 |
ASK カスタマイズドプラン円/月 |
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ネームドユーザ数 | 2(1) | ー | ASK |
同時アクセス数 | ー | 3(1) | ASK |
各種オプション利用 | ● | ● | ● |
管理者権限 | ー | ● | ● |
カスタマイズ対応 | ー | ー | ● |
オンプレミス対応 | ー | ー | ● |
作成可能となるマニュアルの冊数、および出力済マニュアルの閲覧可能ユーザ数に制限はありません。
ネームドプランとフローティングプランの費用には、クラウド基盤利用料も含みます。
マニュアルの共同制作・多言語コンテンツ対応・電子化と組版を実現するクラウドサービス「PMX」をご利用頂く流れは以下となります。
現在実施されている取説作成の流れや、課題、実際の成果物などについてお伺いいたします。ご利用を想定されている時期は、お客様の製品やサービスのリリース時期に大きく関係することになる事が多いため、おおまかなスケジュールやご予算などを伺います。
スケジュールやご予算をお伺いした上で、PMXが適していないケースも存在しますので、その場合は弊社にてオペレーションごと代行させていただく、あるいは弊社直営のオフショア拠点にてワンストップ型による実施、といったご提案をさせて頂くこともございます。
製品の基本的な概念や機能について、デモンストレーションを交え初回ご案内を実施いたします。さらにご興味をお持ちいただけた場合は、別途ご用意している「PMX無償試用プログラム」のご説明を実施いたします。
試用されたい想定内容や規模などが「PMX無償試用プログラム」の範囲よりも大きい場合は、別途有償のPoC(Proof of Concept:概念実証)プロジェクトをご提案させて頂くこともございます。NDA(秘密保持契約)の締結が必要となる場合は、いつでもお申しつけください。
所定のご条件に同意頂ける場合、「PMX無償試用プログラム」を開始いただきます。PMXは豊富な機能を有しているツールですが、同時にシンプルなユーザインタフェースを備えておりますので、試用プログラムにより試して頂くことが可能です。PoCの場合は、エンジニアにより数コンテンツを実際にPMXに投入した上で微調整を行うことや、出力結果を調整するためのスタイルシート開発や修正を実施させて頂くことも可能です。
PMXの活用を想定されているマニュアルが最適化されていない場合は、別途費用にて構造化設計を実施させて頂くことが可能です。現在のマニュアルを拝見させていただく、あるいは検討されている構成をヒアリングさせて頂くことで、マニュアルコンサルティングという形で、マニュアル制作ガイドラインを作成いたします。
試用プログラム、あるいはPoCを経て、PMXをご活用頂くことが決定した場合は、本契約に進んでいただきます。PMXには豊富なオプションがございますので、必要なオプションを取捨選択いただき。実際のマニュアル作成業務にPMXを活用いただきます。
サイバーテックは国内ベンダーとして、本契約後もお客様に寄り添った、スピーディなサポートサービスをご提供いたします。
マニュアル作成システム「PMX」には、スピーディに皆様にお試しいただけるよう、ご利用頻度が高いオプションを含めご利用いただくことが可能となる「PMX無償試用プログラム」をご準備しております。詳細内容やお手続きなどは別途営業担当からご説明させて頂きますので、以下からお申込みくださいませ。
マニュアルの共同制作・多言語コンテンツ対応・組版と電子化を実現する当社クラウドサービス「PMX」に関して、よくあるご質問をまとめてみました。
マニュアル作成ツール「PMX」は、クラウドサービスとしてご提供しているため、すぐに試用いただけます。具体的には2週間のPMX試用プログラムをご用意しており、弊社所定の内容に沿って試用頂くことが可能です。試用期間の延長も、PMX試用プログラムにてご用意しておりますので、ご要望は仰ってくださいませ。
マニュアル作成ツール「PMX」では、ライトプランによるスモールスタートでまずは開始いただき、その後対象となるマニュアルやご利用ユーザ数を増やしていただく、というご利用方法も可能です。ご契約期間の途中であっても、差額をお支払いいただければ、スタンダードプランやアドバンストプランにアップグレードが可能となります。
はい、マニュアル作成ツール「PMX」のご契約期間内であれば、オプションのお申込みは、オプション相当額をお支払いいただければ、契約期間内のご希望時期から開始いただくことが可能です。ユーザ数の追加なども契約途中であっても追加いただくことが可能です。
むろん可能です。現在のマニュアルを拝見した上で、レイアウトやデータフォーマットに応じた、最適な取込み方法をご提案いたします。PMX自体にも、MS Word取込みオプションやAdobe FrameMaker取込みオプションをご用意しておりますが、それ以外の場合であっても、エンジニアによるバッチ取込みが可能となる場合がございますので、まずはご相談頂けますと幸いです。
ベーシックなセキュリティ対策はもちろんのこと、マニュアル作成ツール「PMX」は信頼性の高いAWS(アマゾンウェブサービス)上で稼働させております。さらにお客様からのアクセス時において、グローバルIPによる接続のみに限らせて頂いておりますので、ご不便をおかけするかと存じますが、高いセキュリティレベルを維持しております。
可能です。XMLに代表されるマークアップ言語に20年以上携わってきた当社だからこそ、出力メディアやレイアウトに応じた、最適なスタイルシートやテンプレートをリーズナブルにご用意することが可能です。
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