アジア・マーケットレビュー Vol.31 No.6 2019 4/1号/フィリピンでもコミュニケーション重視。サイバーテックの「セブITアウトソーシングセンター」

アジア・マーケットレビュー
Vol.31 No.6「2019 4/1号」
P.22~P.23

自社オフショア拠点「セブITアウトソーシングセンター」に関するインタビュー記事が、株式会社重化学工業通信社が出版している小社刊「アジア・マーケットレビュー」に掲載されましたのでご報告いたします。

フィリピンでもコミュニケーション重視
サイバーテックの「セブITアウトソーシングセンター」

「IT(情報技術)による社会貢献」を目指して1998年9月8日に創業、2018年に創立20周年を祝ったサイバーテック(CyberTech Corporation、東京都渋谷区円山町20-1 新大宗円山ビル7階、資本金5,000万円)では、マニュアル(取扱説明書)やコンテンツのデータベース化・マルチユースなどを実現するドキュメントソリューションや、Webシステムの開発、サイト制作や運用保守などといったWebソリューションを提供してきた。2002年に中国・上海にオフショア拠点を開設したが、人の問題が予想以上に大きく、完全撤退を余儀なくされた。そして東南アジア進出の検討を開始、フィリピンかベトナムに絞って調査した結果、フィリピンのセブ島に進出した。2006年8月に「セブITアウトソーシングセンター」(https://www.itoutsourcing.jp/)を設立、Webサイト関連だけでなくBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)も含めたITアウトソーシングサービスに取り組んでいる。フィリピンの代表を兼務する本社の橋元賢次(はしもと・けんじ)社長にフィリピン事業を中心に聞いた。

オフショア志向で出発点は上海

アジア・マーケットレビュー 2019年4/1号 表紙画像

サイバーテックを創業して数年が過ぎた2000年代初期、橋元社長は将来への業容拡大に向けて海外にオフショア拠点を設立することが不可欠だと考え始めていた。そして注目したのが上海だった。橋元社長によれば当時(2002年)のサイバーテックではXML(インターネットでデータを扱う時に使うHTMLの姉妹言語)やオブジェクト指向データベースなど、特殊なスキルが求められる受託開発を大手のSIベンダーから請け負って開発していた。そしてそれら業務に重要なのが「エンジニアのスキル・人数・単価」(同)だった。橋元社長は知人から日本企業向けにオフショア開発をしている上海の2社を紹介してもらった。「上海でのオフショア開発をとりまく状況を教えてもらい、ハイスペックのエンジニアが1人月25万円という安さで得られることも聞かされました」(同)。そして上海でのオフショア委託プロジェクトはラボ型開発で始めることにし、「オブジェクト指向を理解している」「C++をソースコードレベルで修正することができる」ことを採用条件にエンジニアを紹介してもらい、パイロットプロジェクトを立ち上げた。

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サイバーテックの「セブITアウトソーシングセンター」
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