XBRLによる取引データの自動仕訳・報告書作成システム事例を公開(マネースクウェア・ジャパン様)

報道関係者各位
2009年5月22日
株式会社サイバーテック
XBRLによる取引データの自動仕訳・報告書作成システムのデータベースにサイバーテックのXMLデータベース「NeoCoreXMS」を採用

財務・経理部門の大幅な業務効率化に成功(マネースクウェア・ジャパン様)

XMLおよびXMLデータベース(XML DB)のリーディングカンパニーである、株式会社サイバーテック(代表取締役社長:橋元 賢次 本社:東京都千代田区、以下サイバーテック)は、外国為替取引、外国為替オプション取引のマーケットメイキング業務・受託・媒介業務から同コンサルティング業務を行う株式会社マネースクウェア・ジャパン(代表取締役社長:山本 久敏 本社:東京都千代田区、以下マネースクウェア・ジャパン)が社内の管理部門で使用している「XBRLによる取引データの自動仕訳・報告書作成システム」に、サイバーテックが提供するXMLデータベース「NeoCoreXMS」が採用された事を発表いたします。

マネースクウェア・ジャパンは、取引データの仕訳業務とマネジメント・レポート作成業務の効率化を目的として「OneDayClosingSystem」を開発、収集した取引情報の流通・再利用を効率良くシステムで処理するために、データをXBRL(eXtensible Business Reporting Language)形式に変換、そのままXMLデータベース「NeoCoreXMS」に格納しています。「NeoCoreXMS」に格納されたXBRLは、仕訳システムとレポート作成システムで利用され、会計システムとマネジメント向けレポートに再利用されています。このシステムにより、マネースクウェア・ジャパンでは、取引データの仕訳業務とレポート作成業務を飛躍的に短縮する事に成功しました。(参考:「システム概要図」)

XBRLは、財務情報を広く作成・流通・活用する目的で世界的に標準化されたXMLベースの言語で、一般企業だけでなく会計士、監督官庁、金融サービス企業から投資家まで、財務情報に関係する多くの関係者が、財務情報の提供・取得のためのコスト削減を図り、迅速な情報活用を可能とするものです。

近年、企業が財務報告書を対外的に公開・提出するにあたり、文書データをXBRL形式に変換して利用する事例は数多く存在していますが、今回の事例は、金融サービス企業がXBRLをそのままXMLデータベースに格納し、社内業務を飛躍的に効率化できた成功例という点で、非常に先進的な事例と言えます。

マネースクウェア・ジャパンに導入されたXMLデータベース「NeoCoreXMS」は、XMLをハンドリングすることに特化、RDBでは実現不可能な水準のパフォーマンスを発揮する事ができる、柔軟性と拡張性に優れたXMLデータベース製品です。製造業の製品データやドキュメントに付随するメタデータなど、多様で変化しやすいデータをスキーマレスのXMLとしてそのままデータベースに格納する事ができるため、システム運用中のデータベースの構造変更コストを最小限に抑える事が可能です。

今回「NeoCoreXMS」がマネースクウェア・ジャパンの「XBRLによる取引データの自動仕訳・報告書作成システム」のデータベースとして全面採用された理由は、サービスイン後のプログラム改修コストの削減が見込まれた事や、導入時の複雑なチューニング作業が不要であった事が挙げられています。

導入の経緯やシステムの概要、データベース選定のポイント等については、「NeoCoreXMS導入事例」としてサイバーテックWebサイトにて公開しています。

システム概要図

株式会社マネースクウェア・ジャパン様 システム概要図

※商品名称等に関する表示、記載している会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお問合せ先>
株式会社サイバーテック 社長室 広報担当:中村
E-Mail:info@cybertech.co.jp  TEL:03-5577-8000 FAX:03-5577-8002
<株式会社サイバーテックについて>
株式会社サイバーテックは、1998年に設立されました。コンテンツ管理(CMS)・文書管理・ドキュメント管理や、複雑なデータの管理に適しているXMLデータベース(XML DB)ソフトウェア「NeoCoreXMS」、「Cyber Luxeon」の2製品の提供をはじめ、各種業界向けプロダクトの提供や受託開発を実施いたしております。2006年には、フィリピン・セブ島にオフショア開発センターを設立しました。https://www.cybertech.co.jp/
<XMLデータベースについて>
XMLデータベース(XML DB)は、ネイティブXMLデータベース(NXDB)とも称されます。XMLドキュメントをそのままの形で格納し、利用することによって、従来のRDBで必要とされた、複雑なマッピング処理が不要になり、やわらかい情報管理を実現しながら、高いパフォーマンスを保つことが可能です。RDBを機能拡張し、単にデータタイプの一つとしてXMLが扱える「ハイブリッド型データベース」に関しては、やはりベースとなる設計思想がテーブル型のアーキテクチャを持っています。したがって、「複雑なXMLデータを格納する」「一度格納したデータを更新する」「項目を追加する」といった処理は、XMLデータベースと比較すると、パフォーマンス面で圧倒的に劣ります。(約50倍~100倍) また、XMLデータベース・RDBともXMLネイティブ検索を実施する際はXQueryが必要となってきますが、実際にクエリー文を書く際にも、XMLデータベースではXQuery構文のみで済むのに対して、RDBでは従来のSQLにXQueryを追加する形となり、クエリー文も膨大な量になるため、「ハイブリッド型データベース」でXMLをハンドリングすると、システムメンテナンスコストは逆に増大する傾向にあります。その他、XMLデータベースに関する様々な情報は、XMLDB.JP(https://www.xmldb.jp/)をご覧ください。

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