「Publish MakerX」は、ドキュメントをトピック単位に部品化して登録・管理し、インデックスの役割をするマップでドキュメント全体の構成を管理します。このように、「Publish MakerX」のコンテンツ管理は、DITA対応CMSと同じ管理手法を採用しています。
「Publish MakerX」によるドキュメンテーションは、DITA対応のCMSとどこが違うのか?を解説します。
サイバーテックの「Publish MakerX」もDITA(Darwin Information Typing Architecture)も、同じ構造化ドキュメントを効率的に作成・管理するための仕組みである、という意味で共通点を持っています。また、両者ともに、複数の担当者が分業形式で、トピックというXML形式のドキュメント部品を作成、それらトピックを組み合わせて、PDFやWebなど様々な形式に再利用する制作スタイルも共通しています。
「Publish MakerX」では、トピックやマップといったDITAが規定した構造化ドキュメントの概念を取り入れており、トピック単位にドキュメントを構造化・部品化して登録・管理し、インデックスの役割をするマップでドキュメント全体の構成を管理します。「Publish MakerX」のコンテンツ管理機能には、DITA対応CMSとよく似た、以下の機能があります。
では、「Publish MakerX」とDITA対応CMSを用いた場合における、ドキュメンテーションの違いはどのようなものでしょうか?大きく分けると以下の3点があります
DITA対応CMSは、製造業やソフトウェアの中でも、航空機や電子機器、自動車、ソフトウェアなどの大規模な技術仕様(スペック・プロセス)や技術ドキュメントをDITAドキュメント化し、その管理効率化に威力を発揮します。
一方、「Publish MakerX」は、格納するドキュメントはDITAに限定しません。「構造を持つ」「テキスト中心」「改訂や版管理が必要」「紙とWebに再利用」という要件を満たす文書全てに対応します。また、文書量も数十ページから百ページ前後の小~中規模のサービスマニュアルや保守手順書などにも対応しています。
DITA対応CMSは、海外製品が多いため、お客様の要望がなかなか本国に届きにくいのが実情です。さらにDITA専用エディタソフトを組み合わせて使うパターンが多く、価格面でもそれなりに高価なものとなります。
しかし、「Publish MakerX」は当社が開発する国産のCMSとなりますので、ダイレクトにお客様のニーズを製品に反映させることができます。つまり「お客様の要望を標準機能に取り込む」という、日本企業が提供するソフトウェア製品というメリットを最大限に生かしています。
「Publish MakerX」は、DITA対応CMSに比べて制作や運用に関わる関係者やオペレータの教育を始めとした立ち上げ期間とコストが圧倒的に安く済みます。理由は、「Publish MakerX」がDITA自体を実現するものではなく、あくまでDITAの概念を取り入れているのみですので、DITAの難しい規約やルール・XML技術などを学習する必要がない事と、トピックやマップの編集は特別なITスキルを必要としない快適で親しみやすいインタフェースを採用した事です。
DITA対応CMSは、翻訳メモリとのシームレスな連携機能や、DITAの最新規格を取り入れることで高度でプロフェッショナルな技術ドキュメントの制作環境を提供します。それに対して「Publish MakerX」は、「Blogを書くような感覚でドキュメンテーションを効率化」というニーズに応える製品とお考え下さい。
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