5月と6月の同コラムにて触れられている通り、Google翻訳をはじめとする昨今のAI翻訳における進化はすさまじいものがあります。少し前までは、全く使い物にならないITサービスの代名詞の如くいわれていたAI翻訳ですが、ハードウェアスペックの向上に伴い、ディープラーニング(深層学習)技術が現実的なものとなり、大いに進歩しました。
私はフィリピン セブITアウトソーシングセンターのフィリピン人スタッフとメールやSNSをやりとりすることが多々あります。内容は全て英語になりますが、いきなり英語で書き出すこともあれば、Google翻訳である程度の英文を作ってから修正して送ることも多々あり、とても重宝しています。
AI翻訳も専門分野ではまだ弱いようですが、将来的にはAI翻訳の技術が翻訳業界を蹂躙することになり、翻訳だけではなくコールセーターなどのBPO分野にも大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。
つい先日、実用面において十分な能力を発揮するAI翻訳の技術をフル活用した、低コストオペレーションサービスを「チョクオペ」というサービス名でリリースしました。Google翻訳を活用することにより、直接フィリピン人オペレータ・エンジニアに指示を出していただけるので、低コストでITアウトソーシング・デジタルBPOといったオペレーションサービスや、オフショア開発サービスを提供することができます。
この「チョクオペ」には、AI翻訳を使うことにより、言語の壁を越えて直接フィリピン人にオペレーションの指示が出せる、という意味が込められています。英語は全く知らなくてもGoogle翻訳の力でコミュニケーション出来ますが、むろん英語に直接触れてみたい、という方にとっても、英語学習と実際のITアウトソーシング・デジタルBPOの委託プロジェクトを自然に進めることが出来るので、まさに一石二鳥です。
当時は「チョクオペ」という名称も存在しませんでしたが、以前から様々な社内案件についてGoogle翻訳を活用しながら進めてきました。その後、「チョクオペ」プロジェクトとして、実際に取り組んだITアウトソーシング・デジタルBPO案件や開発プロジェクトの事例は以下の通りとなります。
今後は、今までのITアウトソーシング・デジタルBPO案件や開発プロジェクトの運営ノウハウと、AI翻訳を活用する上で必要となってくるノウハウを活用し、様々なプロジェクトに「チョクオペ」サービスを提供してゆきたいと考えています。
いくつもの社内ITアウトソーシング・デジタルBPOプロジェクトを経て、いずれも大きな効果を得る事が出来たため、今回お客様にも「チョクオペ」を外販することにいたしました。「チョクオペ」が解決できる課題はいくつかありますが、大きなものとしては、現在はもちろんのこと、将来的にさらに加速する「IT人材の不足」と「コストダウン」の両方を一気に解決できることが大きいのではないでしょうか。さらに、携わる作業員は全員直接雇用のスタッフなので、フリーランスや在宅スタッフへの委託時における懸念事項である、情報漏洩の心配もございません。守秘義務面においても安心して委託いただけます。
しかしながら、直接フィリピン人とコミュニケーションを取ることは不安に思われる方々が大半かと思います。そのような場合には、従来型による、現地日本人ディレクターが100%間に入りコミュニケーションを進めながら、徐々に「チョクオペ」にシフトするというプランもございます。まずはITアウトソーシングやデジタルBPO・開発業務などにおいて、
といった課題をお持ちでしたら、まずはお問合せくださいませ。
ライター:Ken
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