データ移行に伴うデータ変換作業における効率的なチェックの方法とは?

データ移行~データ変換とは?

何らかのプラットホームから別のプラットホームに乗り換える(マイグレーション)際に、必ず必要になるのがデータ移行となります。そのような場合、個別のデータ変換が必要となることがほとんどです。ある特定の形式の画像データを他の形式に変換する、Flash動画をmp4動画に変換するなどがありますが、それ以外にもデータ内の数式をMathTypeに変換したり、異種CAD間でのデータ変換、3Dデータの変換など様々なものがあります。

また変換方法としても、FlashのHTML5への変換、オンライン変換サービスを利用した変換、無料変換ソフトウェアを使用した変換、より高度な変換を行う有償版のツールを使った変換など、データ移行には様々なデータ形式・データ変換が必要となります。

外国人作業における問題点

データ移行における変換方法としては前述のように様々なツールを駆使すれば可能となりますが、分量が多くなると派遣サービスではコストが高騰するため、海外アウトソーシングサービスの活用が候補にあがってくると思います。そのような場合、データの中身についてはどうでしょうか。海外アウトソーシングサービスを利用して日本語データを変換する場合、日本語に強い国、弱い国という格差がどうしても発生してしまいます。日本語に強い中国であればある程度の品質は予測できますが、近年の人件費の高騰により、予算の面からあまり活用ができなくなってきているという声も聞きます。

実際の現場の問題点として、データの変換作業に関しては、ある程度ルーチン化できれば、たとえデータの中身がわからなくても作業することは十分可能ですが、制作物の品質を保つという観点では、やはり日本人の介入が必要となってしまいます。しかしながら、日本国内のニアショアや、人材派遣サービスを使用した場合の費用を考えると、価格はITアウトソーシング程度に抑え、且つ、日本品質での作業ができればもちろんベストです。

ツールを駆使すれば不可能なデータ移行作業も可能に。

以前、図版を含むデータをOffice形式データへ変換(マイグレーション)した後のデータチェック・修正作業を、弊社のセブITアウトソーシングセンターで実施した際、データ内容が日本語であるため、日本人または日本語がわかる人員によるチェック作業が必須となるかと思われました。ただしそれでは予算的にオーバーするため、差分検出ツールであるWinMergeを活用することにより、日本人の介入を極限まで抑え、且つ、お客様の想定内のエラー検出率に品質を保つことができました。

通常WinMergeは文章の差分検出ツールであるため、図版等を含むデータのチェック作業には使用することができません。しかしながらWinMergeには画像比較機能があるため、変換前と変換後のデータを丸ごと画像化し、それぞれを画像比較機能にて確認することにより、差異部分が明確にハイライトされるため、日本語が読めない外国人でも高精度なチェックを実施することができました。

工夫次第ではこのようなチェック作業はもちろん、データ変換だけではなくデータ移行、データマイグレーション、HTMLサイトリニューアル制作現場においても活用できると思います。例えば、Webサイトのリニューアルにおいて、デザイナーが用意したデザインファイル(イラストレータ・フォトショップ)と実際の制作済みHTMLページを両方とも画像化し、比較することで、実際のデザインに沿ってページが作成されているかというような検出作業を実施することも可能です。

データ移行(データ変換)における今後の課題

この作業を通じて、新たなITアウトソーシングの可能性が見えてきました。例えばエクセルの帳票ファイルの差異の検出というような、日本語を読むことができない外国人では難しいとされてきた作業でも、ワークシート自体を画像化し、画像比較ツールによるチェックの実施といった作業が可能となります。

もちろんデータ形式により、向き不向きはあると思いますが、単純に「外国人だからできない」ではなく、今回のような異なる観点からの解決策を少しずつ増やしていくことで、ITアウトソーシングサービスで対応可能なデータ形式の幅が広がり、ひいては国内のニアショア、人材派遣サービスよりも格安で、品質の高いデータ移行・マイグレーションサービスの更なる提供につなげたいと思います。

ライター:Sato

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