BPOとは一味異なる「デジタルBPO」とは?

デジタルBPOとは?BPOよりさらにIT技術を活用するアウトソーシング

BPO(Business Process Outsourcing)というアルファベットが3文字並んだ用語は、国内よりもどちらかというと海外で良く聞かれるかもしれません。コンピュータやシステムが関係するIT業界は、CMS、ERP、SEO、RPAなど、アルファベット3文字を並べた用語が多いのですが、その中でも「企業内部の総務、人事、経理、給与計算、データの入出力など、企業運営上の業務やビジネスプロセスを専門企業に外部委託を行う」ことが一般的にBPOと言われます。

その中でも、IT寄りのアウトソーシング全般を総称した名称として、「ITアウトソーシング」もしくは「デジタルBPO」と呼ばれる事があり、近年は給与計算などのBPOと比べて一線を画した、ひとつの事業分野として新たに確立されています。しかし、「デジタルBPO」が独り歩き出来るほどの認知度はまだ無く、従来型のBPOとの境界線は非常にあいまいなままでしょう。

デジタルBPOが注目される理由~DX(デジタルトランスフォーメーション)というバズワード

BPOと異なり、「デジタルBPO」という用語自体の認知度はまだイマイチですが、一方でバズワードとしてよく聞くのが「DX(Digital Transformation / デジタルトランスフォーメーション)」ではないでしょうか。DXの意味は「進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させる」という行為もしくは概念となります。

DXを推進するために、具体的には、紙やスキャンデータ、あるいはレガシーフォーマットで蓄積されている、旧来型の情報ソースからデジタル化する必要があります。それらのデータ変換や作成業務を行う場合、大量の情報量を処理、あるいは加工をすることが一般的ですが、全て社内で実施するという選択肢は、スピード面から見ても、コスト面から見ても、余り現実的ではありません。単純化、あるいは定型化されたデジタル化作業に関しても、一般的なBPOと同じく、アウトソーシングを活用することが一般的です。それらの業務をアウトソースする場合、デジタルBPOベンダーを探して依頼することになります。

デジタルBPOを委託する内容としては、例えばペーパレス化を目指した取り組みにおいて、過去資産のデジタル化を実施しようとする場合、図面や議事録、法定書類などの紙情報をOCRでスキャンし、PDFで保管するだけの単純作業をアウトソースするだけでは、従来型のBPOと何ら変わらず、DX化は困難でしょう。スキャンデータをベースに、属性情報を付与して検索性を高める、あるいは違うフォーマットとして再利用をするために、データ加工や修正を実施することから始まり、今まで実現することが困難であった様々な事が実現できるようになる、これがDXの効果です。業務効率が上がるという従来型のIT投資に限らず、お客様との双方向コミュニケーションを実施するためのプラットフォームを構築するといったように、新たな価値創造を生み出すために、IT分野に踏み込んだBPOが「デジタルBPO」となります。

ITアウトソーシングとデジタルBPOの違い

では、アウトソーシングの一種である「ITアウトソーシング」との違いは何でしょうか?ITアウトソーシングは、ITO(IT Outsourcing)と称されるほど、完全にITありき、といった観点から入りますので、例えばシステムの運用保守をアウトソースする・継続的な保守開発を実施するといった、エンジニアでないと対応できないようなアウトソーシング内容も含まれます。一方、「デジタルBPO」は、あくまでビジネスプロセス、つまり業務をいかにして最適化するか、という観点から入りますので、同じようなアウトソーシングといえども若干意味合いが異なってきます。

当社では、3つの事業の柱のうちの一つである、「ITアウトソーシング・BPO」事業を、フィリピン セブ島に有する自社オフショア拠点を中心に実施しております。次回は近年ニーズが拡大しているデジタルBPOの分野についてお話できればと思います。

ライター:Ken

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