XMLとは?- 5分でわかる!XML超入門 第11回 XMLデータベース(XML DB)の特徴とメリット

XML/XML DBのサイバーテック:5分でわかる!XML超入門 第11回

XMLデータベース(XML DB)の特徴とメリット

初心者のための「5分でわかるXML超入門」の第11回は、XMLドキュメントをそのまま格納できる「XMLデータベース(XML DB)」について解説します。

最近、あちらこちらで耳にすることの多くなってきた「XMLデータベース」という言葉。サイバーテックが提供する「NeoCore」はXMLデータベースの代表格になりますが、XMLデータベースとは端的に言えば、「XMLドキュメントを階層構造(DOMツリー)のまま格納できる」データベースということになります。今回はこのXMLデータベースの特徴について簡単に解説します。

XMLドキュメントをそのまま格納できるXMLデータベース

データベースという言葉から連想されるものとしては、おそらくリレーショナルデータベース(以下、RDB)が圧倒的に多いのではないでしょうか。フィールド(項目)の集合としてデータを表現し、そのデータをテーブルという形に集合する、いわゆる2次元型のデータベースです。リレーショナル(関係)の名の通り、キーとなるデータを利用してデータの結合や抽出、検索などを行うことができます。

データベースとして圧倒的なシェアを占めるRDBですが、ここにXMLドキュメントを格納しようとすると厄介なことになってきます。XMLドキュメントを分解し、RDBのテーブル構造とXMLドキュメントの階層構造を複雑にマッピングしなければならず、パフォーマンスの低下や開発効率の低下につながってしまうからです。

一方、XMLデータベースでは、XMLドキュメントをそのままの形で格納し、利用することができます。これにより複雑なマッピング処理が不要になり、高いパフォーマンスを保ったままでの高度な検索や開発効率の向上が可能になるのです。

XMLドキュメントをそのまま格納できるXMLデータベース

XMLデータベースがビジネスを加速する

ビジネスにおいてXMLデータベースを採用するメリットはさまざまですが、その最大のひとつが「ドキュメント・コンテンツを有効活用する」という点にあります。

RDBが現在のような高いシェアを獲得できたのは、そもそもコンピュータが生まれた「数字を処理する」という面に長けているからだと言えます。RDBは数字情報を、信頼性、堅牢性、高速性、利便性を維持しながら管理するための製品ですが、それ以外の情報を管理することは一般的に苦手と言われています。つまり、タグで囲まれた柔軟性の高い文書であるXMLデータをしっかりと管理することは、そもそもRDBは向いておらず、ドキュメントやコンテンツの再利用が切に要求される現在のWeb中心のビジネス環境においては、RDBでは対応しきれないという現実もあります。

RDBには、まず厳密なスキーマを決定してからデータを格納するという大前提があります。テーブルやフィールドをどのように構成するかという設計を確定するまでは、それ以後の開発に取りかかることもできないのです。これは、あまり変更されることがない基幹系ならともかく、めまぐるしく変化するeビジネスなどの、Webに即対応しなければならないシーンにおいては致命的な遅れになりかねません。

これに対しXMLデータベースでは、データ構造をいつでも自由にかつ容易に更新することが可能です。そのため、とりあえずデータベースを作成してアプリケーションの開発(あるいは運用)に取りかかり、必要に応じてダイナミックにデータモデルを変更するといった柔軟な使い方ができるのです。もちろん、Webとドキュメント両方に相性が良いXMLですから、XMLデータベース内のデータを変更するのみで、全てに反映させることも可能です。

データモデルの追加や変更が日常的なeビジネス、あるいは構造の未確定な紙情報をとりあえず電子化する場合などのように、現在は非常に重要なWebに求められる「スピードと柔軟性」が必要なシーンにおいてXMLデータベースは大きな威力を発揮するのです。

XMLデータベースがビジネスを加速する

従来のRDBとも連携できるNeoCore

XMLデータベースのメリットはここで紹介した通りですが、だからといってRDBに完全に置き換わるものとも言えませんし、これまでのデータベース資産をすべて移行するというのも現実的ではありません。XMLデータベースの代表的な製品であるNeoCoreでは、XMLコンバータと呼ばれるデータ接続のためのコンポーネントを用意し、RDBやスプレッド・シートなど、蓄積されたレガシー・データとの双方向変換も可能にしています。

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