「Webサイト保守」とは一体どのような仕組みなのだろうか?

Webサイトの運用保守とは?

Webサイトを活用する際、新規にWebサイトを作成することやリニューアルすることだけではなく、Webサイト自体の運用や保守を行うという事も重要であるということを理解しましょう。

Webサイトは、新規に構築をした後、Webサーバーで公開して終わりということではありません。ドメインやサーバーの契約更新はもとより、公開後のWebサイトを更新するまで、定期的に管理やチェックなどをしていくことが大事になってきます。

これからWebサイトを立ち上げようと考えておられる方は、公開後の運用や保守内容まで前もって考えておくと、結果的により早くWebサイトの活用を軌道に乗せることができると思います。Webサイトの運用保守の内容は多岐にわたり、一人で全て行うのはそれなりのスキルが必要となりため、トータルで実施することができるWeb制作会社や運用代行を行っている専業ベンダーに依頼するパターンが一般的になります。

今回は「Webサイトの保守をする上で大事なことは?」「そもそもWebサイトの保守って必要?」といった疑問について解説していきます。

Webサイトの運用保守って本当に必要なの?

Webサイトの保守とは、所有者がWebサイトを活用し、適切な情報開示をすることにより、一般ユーザーが安心してWebサイトを利用できるように、適度にWebサイトを改善/最適化していくことです。主には、以下の条件が考えられます。

  • ドメイン/サーバー保守
  • セキュリティ関連の更新
  • 外部システムとの連携/問い合わせなどへの対応

上記の保守がきちんとされていないと、アドレスバーに警告が出たり、Webサイトが突然表示されなくなったり、悪意を持った第三者からサイバー攻撃を受け、Webサイトが改ざんされたり、最悪のケースはWebサイトが乗っ取られる可能性が出てきます。

こうなるとWebサイトからユーザーが離れていくだけでなく、書き換えられたWebサイト上の情報により、ユーザーが詐欺被害にあうといった事態にもなりえます。その場合、Webサイトの管理者である企業には被害に対する賠償責任が伴う可能性もあります。そうならないために、Webサイト保守はセキュリティ対策も含め、極めて慎重に行う必要があります。

Webサイトの運用保守をするポイント

Webサイトの運用保守をする時、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、運用保守の3つのポイントについて、より詳しく説明します。

1. Webサイト運用保守の範囲を制定する

Webサイトの運用目的に対して保守の範囲を決めます。
例えば、ユーザーの個人情報を預かる必要があるWebサイトは、通信データの暗号化といったセキュリティに対する配慮が必要となります。例を挙げると、決済によるクレジット情報を取り扱うサイトや、個人情報などを取り扱うサイトなどです。
単に「Webサイトの運用保守」と言っても、アップデートをする場合と不具合などに対応する場合とでは、内容が異なってきます。もし、運用保守業務をWebサイト制作会社にお願いする場合は、自身のWebサイトの現状や今後の目的を考えてから、委託会社の検討をすることをお勧めします。

2. 運用保守契約書のチェック項目の制定

SLA(サービスレベル アグリーメント)とも言われますが、ベンダーと取り決めた運用保守内容について、契約書上できちんと確認することも重要です。
Webサイトの運用保守業務を委託する際は、契約書に運用保守をする上での業務の規模や責任分界点、運用体制がしっかり記載されているかも確認しましょう。一般的には、以下のような内容が記載されます。

  • ドメインの契約・管理代行
  • サーバーの障害対応
  • Webコンテンツ運用
  • ヘルプデスクサポート
  • マーケティングレポート作成

3. Webサイトの運用保守をしていく際の体制を定める

これは、不具合が発生した時に対応する担当者を事前に決めることです。
Webサイトに不具合が発生した場合には、事前に決めた担当者に共有し素早く対応することが必要となります。
迅速に対応するためには、ユーザーからの「お問い合わせ窓口」の設置が求められます。そして、不具合が起きている原因を明確にし、その原因を調査する部署、不具合を修正する部署に素早く共有することが迅速に解決するための一番の方法です。共有する経路を事前に明確にしておくと、スムーズな連携で不具合に素早く対応できるようになります。その結果、ユーザーの満足度向上に繋がって、より良いWebサイトとなっていくでしょう。

最初の方でもお伝えしましたが、保守内容は一つではなくさまざまな種類がありますので、Web制作会社やWebサイト運用保守の専業ベンダーに依頼するのが一般的になります。委託する際に、どこまでの範囲で、どのような保守を委託するのか、どのくらいの期間で保守をお願いするのかなどを事前に決めておくことが、Webサイトをきちんと管理・運用していくことにつながるでしょう。

まとめ

今回は、Webサイト運用保守の必要性とポイントを解説しました。比較的イメージしやすいトラブル時の対応以外にも、保守業務が必要となってくる理由がご理解いただけたのではないでしょうか。Webのシステム開発やWebサイト制作を依頼する際には、リリース後の保守契約の内容を事前にきちんと把握したうえで、あなたの会社で求めていることが達成できるような保守契約をすることが非常に重要です。

ライター:aya

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