AI向け学習データ作成(画像データのアノテーション - キーポイント)

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)が求められる背景

アスリートのビデオ分析によるパフォーマンス向上、あるいは人の顔認証をAIで行う、といったシーンにおいて、AI技術の活用が広まってきております。特に新型コロナによる生活様式の変化は、様々なシーンにおいて、非接触で処理を行う必要性が高まっているため、人の行動や特徴を把握するためのAIは今後さらにニーズが高まってくると思われます。

それらのAIに用いられる技術は、キーポイントという特徴点を付与した学習データを大量に用意した上で、ディープラーニング(深層学習)が採用されることが一般的です。しかしながら、対象となる画像が異なる、あるいは特徴量の仕様が異なるなど、ディープラーニングに求められる適切な学習データセットが存在しない場合、対象とする業務や作業に対応した学習データを作成する必要があります。例えば、同じ人体のキーポイント検出でもターゲットの性質によって特徴量の設定も変わってきます。人の顔を細かく検出するのか、ポーズ全体を検出するのか、その他、平面/立体、単数/複数、生物/非生物なども、キーポイントの仕様に影響を与えるファクターです。

昨今、キーポイント検出はさまざまなシーンで利用されています。身近なところでは、カメラで撮影した顔のパーツを自動検出し補正したり、大型車を運転するドライバーの異常を検知したり、安全保障の場で異常行動をする人物を検出したりするのに使われています。また、スポーツや運動学の研究の用途に使用されることもあり、今後ますます活用の幅を広げていく領域と言えます。

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービス概要

サイバーテックがフィリピン・セブ島に有する自社直営オフショア拠点である「セブITアウトソーシングセンター」では、日本品質で様々なBPO・ITアウトソーシングサービスを提供しています。アノテーション作業においても、ディープラーニングで「教師あり」学習を行うにあたり必要不可欠な、学習データ(教師データ)を作成する作業に携わっております。

人体の姿勢を自動推定するAIを考えた場合、キーポイントが付与された人物姿勢の学習データが必要となります。また、さまざまな姿勢をとる人体の画像の左右上下、隠れていて見えない箇所に対しても正確にキーポイントを付加しなければなりません。効果の高い特徴点の見極めが必要となるキーポイント学習データですが、経験豊かなセブITアウトソーシングセンターの現地ディレクターが責任をもって取りまとめた上で学習データを作成いたします。管理者が存在することにより、要件をとりまとめることが可能であるため、お客様側の負荷を減らすことや、品質管理を徹底させることが可能です。

まずは小規模のテスト用データのアノテーション作業についても対応いたします。お客様側で直接複数のフリーランスに委託し、個別にコミュニケーションを取りつつ品質管理も行う、という手間をかけて頂く必要はもうありません。サイバーテック セブITアウトソーシングセンターによる高品質かつ低コストオペレーションのサービスで、精度の高いキーポイント学習データを作成いたします。

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービスの特徴

キーポイントの付与作業は、安心の直接雇用スタッフにて実施!

キーポイントの付与作業による、AI向け学習データ作成(アノテーション)作業は、フィリピン・セブ島に有する自社拠点「セブITアウトソーシングセンター」の直接雇用スタッフのみで実施します。クラウドソーシングによる在宅ワークや再委託による業務推進体制ではありませんので、管理下に置かれた作業端末でAI向けキーポイント付加作業を実施します。端末の紛失などによるデータ流出はもちろんのこと、プロジェクト内容自体の情報流出といった心配はありません!

国内フリーランスや他の海外オフショアと比べても圧倒的な低コスト!

AI向けキーポイント付加業務の委託先候補としては、様々な海外オフショア拠点があります。比較的リーズナブルなエリアとして代表的な場所は、中国(大連)、ベトナム(ホーチミン・ハノイ)、フィリピン(マニラ)などが知られていますが、セブITアウトソーシングセンターはそれらの都市圏よりも物価が安い「フィリピン中部(セブエリア)」に存在します。大量の学習データが必要とされる、AI向けキーポイント付加をヒューマン ラベリングで実施する場合は、なおさら効果が発揮されます!

ダブルチェックによる高品質のキーポイント付与作業!

ディープラーニングにおいて、学習データの品質がばらついてしまうことは、測定器の品質に直結します。画像データの分類作業を平準化させるため、セブITアウトソーシングセンター内では、フィリピン人による作業の2重化を行っており、属人的な「バラツキ・誤差」を極力なくしたAI向けキーポイント付加作業により、教師データを作成します。

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービス内容

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービスの流れは以下の通りとなります。

1. 画像データのサンプル確認、キーポイント作業の手順書の確認もしくは作成

サンプルとなる画像データを頂くとともに、データの分類やクラス付与などの、キーポイントの仕様が記載された作業手順書を拝見した上でお見積りを致します。作業手順書が存在しない場合は、想定されているキーポイント仕様に関してヒアリングを実施することにより、作業手順書の作成に関しても別途お見積りいたします。秘密保持契約の締結が必要となる場合は、いつでもお申しつけください。

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2. データ量やキーポイントの仕様に応じた、トライアルプロジェクトの実施

画像データの数が大量に存在する、あるいはキーポイント仕様がまだ固まっていない、といった場合は、ご提案プランの内容で着手指示頂く前提、もしくは少額のご発注により、少ロットの実画像データを用いたトライアルプロジェクトを実施いたします。なお、キーポイント仕様が既に確定しており、かつ単純である場合は、本フェーズは省略させていただく場合もございます。

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3. キーポイント・トライアルプロジェクトの評価・検証

キーポイント作業のトライアルプロジェクトを実施した場合は、実施結果について、評価・検証を行います。その上で、当初ご提案したプラン通りで良いか、あるいは別のプランを再検討すべきか、このフェーズで検証させていただきます。別プランが良いという判断になった場合は、2.に戻り再度トライアルプロジェクトを実施することも可能です。

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4. 全画像データを対象とした、キーポイント作業の本番プロジェクトを開始

キーポイントを全ての画像データに付与する、本番プロジェクトを開始いたします。プロジェクトの途中であっても、対象画像データの追加や変更、またはキーポイント仕様の変更が必要となった場合は、軽微なものであればプロジェクト内で吸収した形で進めることが可能です。プロジェクトの方向性について大幅な修正が必要となった場合は、2.もしくは3.のフェーズに戻り、方式の再検討から進めさせていただきます。

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービスの事例・価格

キーポイントを人体画像の30か所に付与するアノテーションの実施

概要 スポーツ分野の人体画像データセットに対して、体のパーツ約30箇所に対してキーポイントを付与するアノテーション作業により教師データを作成。データチェックは弊社側で全て実施。
ボリューム 3,000ファイル
使用ツール・技術 COCO Annotator
作業場所 セブITアウトソーシングセンター(フィリピンの自社オフショア拠点)
その他
  • 作業者同士のクロスチェックを実施。
  • お客様のご要望により本番実施前にアノテーション済のサンプルを提出。
価格・費用 画像1枚あたり数十円~

キーポイントを体のパーツ約65箇所に付与するアノテーションの実施

概要 スポーツ分野の人体画像データセットに対して、体のパーツ約65箇所に対してキーポイントを付与するアノテーション作業により教師データを作成。データチェックは弊社側で全て実施。
ボリューム 1,250ファイル
使用ツール・技術 COCO Annotator、JSON
作業場所 セブITアウトソーシングセンター(フィリピンの自社オフショア拠点)
その他
  • 作業者同士のクロスチェックを実施。
  • お客様のご要望により本番実施前にアノテーション済のサンプルを提出。
価格・費用 お問い合わせください。

上記は一般的なキーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービスの事例となります。そのほか多数の事例がございます、詳細はお問合せください。

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービス Q&A

キーポイント付与~AI向け学習データ作成(アノテーション)サービスに関する次のような課題をお持ちではありませんか?

海外オフショアは、やはりキーポイント付与作業の品質や、コミュニケーション面で不安です。

キーポイント付加によるAI向け学習データ作成(アノテーション)を行う場所は、フィリピンのセブITアウトソーシングセンターとなりますが、自社直轄オフショア拠点であり、ご契約および受発注は、全て東京本社と行って頂きます。いわゆる「安かろう・悪かろう」や、突然依頼を断られる、といった海外ベースのオフショア企業とは異なり、日系企業の海外オフショア拠点として責任を持って取り組ませて頂きます!

日本人が全てキーポイント業務のディレクションに入ると、結局割高になるのでは?

オフショア委託で一番コスト超過に陥る理由は「クオリティや納品内容の齟齬による追加費用」となります。経験豊かな日本人ディレクターがキーポイント・プロジェクトをしっかり管理することにより、納期はもちろんのこと、手戻りを防ぐことにより、トータルで見ると低コストにつながります。もちろん国内企業への委託と比べてもリーズナブルです。

キーポイントの仕様共有など、外国とのやり取りはタイムラグが心配なのですが

AI向けキーポイント付加を行う、セブITアウトソーシングセンターがあるフィリピン・セブ島は、日本との時差がたった1時間しかありません。さらに、始業時間なども日本時間に合わせておりますので、メールやスカイプのやり取りでも、日本国内のお客様から見て頂いた場合、国境や時差を意識していただく必要はございません!

急ぎの納期となるキーポイント業務でも、対応してもらえる?

自社オフショア拠点「セブITアウトソーシングセンター」は、フィリピン セブ島エリアの独立系日系ITサービス企業において最大規模となっています。AI向けキーポイント付加業務では、短期間で一気に行う事が求められる場合が多くありますが、常に最適な人員配置を行っておりますので、急な納品対応や業務ピークにも柔軟なヒューマン ラベリングが可能です!

アノテーション(キーポイント)の最低件数、もしくは最大発注件数はありますか。

画像データのアノテーション(キーポイント)の難易度や、指示書の網羅性がどれだけ高いかなどの状況により、費用な納期が大きく異なります。また現地の空き稼働状況により、アノテーションが実施可能となるキャパシティも異なってきますので、ご依頼いただける発注数には特に制限は設けておりません。まずはお気軽にお問い合わせください。

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