WordPressによるWebサイト構築・リニューアル
N社
個人向けに留学に関する情報サービスを提供する社団法人N社は、スマートフォンの普及に合わせて自社の留学情報を提供するWebサイトのスマホ対応を検討していた。しかし、当時使用していたCMSの老朽化や、10以上のblogサイトが別個に立ち上がるなど、Webサイトの全体構造が複雑化していたため、Webサイトを運営する業務効率がどんどん悪化するという課題を抱えていた。
N社では、今回のスマホ対応をきっかけに、利用者に対する使い勝手の向上とWebサイト運営の効率化、という2つの課題を解決するため、現在のWebサイトに使われているCMS基盤を見直すとともに、Webサイトのリニューアルに取り掛かる事になった。
Webサイトリニューアルに伴い、N社ではWebマスターが中心となり業者選定と新しいWebサイトのデザイン、ワイヤフレーム作成に取り掛かった。しかし、国内の業者にWebサイトリニューアルの提案を依頼すると、想定費用の1.5~2倍の見積もりが返ってきたため、コストを50%程度削減するための方法を検討しなければならなかった。
そこでN社は、当時取引がなかったサイバーテックに対して、フィリピンの自社オフショア拠点「セブITアウトソーシングセンター」で展開する「Webインテグレーション(Webサイト構築・リニューアル)」サービスの活用により、Webサイトリニューアルの提案を依頼した。サイバーテックは、過去のWebリニューアルの実績を紹介すると共に、日本人を窓口とした高品質なオフショアサービスにより、想定予算内でCMS導入から初期コンテンツの移行までを実施する提案を提示した。
同社とサイバーテックは今回が初取引であったが、サイバーテックからフィリピン・セブ島で運営する自社オフショア拠点「セブITアウトソーシングセンター」で実施するプランの説明を受け、以下の点に魅力を感じた。
N社は早速サイバーテックに提案と見積もりを依頼した。その結果、国内業者の約70%の費用で、かつ制作の進め方や実施期間は日本の業者とほぼ同じという内容に満足したため、セブITアウトソーシングセンターで実施する「Webインテグレーション(Webサイト構築・リニューアル)」サービスを採用、同社をパートナーに指名した。
同社とサイバーテックは、協議の上、オープンソースのため無料で使えるにもかかわらず、高い性能とカスタマイズ性を有するWordPressをCMSとして採用する事に決定した。また、プラグインの導入や個別の機能開発を行うことで同社が要望する機能を実現。サイバーテックは、提案段階からこれらの実現方法に関する調査を行い顧客に対して提案を行っていた。
実施内容 |
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期間 | 約4か月 |
N社は、既存コンテンツを新しい基盤に移行するコンテンツ移行作業も含めて「ITアウトソーシング」サービスを活用することとした。外国人を意識した詳細な作業マニュアル作成や移行後の細かな校正(文字チェック)については、全てフィリピンの現地側で吸収したため、N社側が実施した内容は以下の通りで、その手間は国内業者に対して依頼する場合と同等であった。
N社の担当者は、初の海外オフショアを次のように振り返った。
「最初は不安がありましたが、現地の日本人ディレクターの方が柔軟に対応して頂いたので非常に安心してお任せする事ができました。また、WordPressに関する構築スキルも高く実現方法を相談しながら進める事ができました」。さらに、「コンテンツの移行については、外国人の方が移行する際にはコピペミスが発生することが予想されましたが、フィリピンの現地日本人チェッカーの方が確実に移行チェックを行って頂いたことで品質に関する問題は全く発生しませんでした。」
今回の実績を元に、今後はWebサイトの運用保守も「ITアウトソーシング」サービスで実施する方向で検討する事になった。
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