製造業における、操作マニュアル(取扱説明書)の多言語化・構造化・標準化

製造業において、工作機械や産業機械といった機械装置の製品マニュアルや取扱説明書(トリセツ)の制作コストダウンや多言語化を進める際、効率化だけではなく、翻訳費用をどれだけ下げることができるか、という課題は非常に重要な要素となります。さらにページ数の多い取説では、昨今電子マニュアル(Webマニュアル)による配信も求められています。
マニュアル作成プラットフォーム「PMX」は、多言語マニュアル(操作マニュアル・保守マニュアル)の標準化とコストダウンを実現し、品質向上・ムダムラ防止を実現できる、国産のソフトウェア製品です。

翻訳コスト削減/脱Word・標準化・・・●マニュアル(取扱説明書)●サービスマニュアル●規格票・技術標準文書●作業指示書●総合カタログ

製造業の多言語マニュアル(操作マニュアル・保守マニュアル)

製造業では、消費者のニーズが多様化することで、ますます多品種の製品提供が求められており、付随するマニュアル(取扱説明書・インストラクションマニュアル)も同時に多岐にわたってきています。したがって、マニュアル制作・改訂が増加する傾向にある一方、市場に製品を投入するサイクルが短くなってきているため、マニュアルの制作スピードの向上も同時に求められてきています。

さらに、産業機械や通信装置・工作機械などといった業務用機器のマニュアルは、現場のユーザが使いやすいかどうかが非常に重要です。そのため、機器操作や保守作業を解説するためのイラストや図面、画面写真が多用されます。それらのイラストや図面はCADデータから流用されるため、元の図面データが更新されると加工後のイラストデータも更新する必要があり、過去の履歴情報も含めた全てを管理する必要があります。

一方、サプライチェーンのグローバル化に伴い、マニュアル自体の多言語対応が求められています。翻訳金額は文字数により決まりますが、改訂部分のみ翻訳業者に依頼する形が自然ですが、特に対象言語数が多い場合、しっかりと改訂運用がなされていないと、バージョン管理と訳文管理の両方を考えなければならなくなり、翻訳コストだけではなく品質管理の観点から様々な問題が発生します。

製造業において、これらの課題を持つマニュアルは、例えば以下のようなものです。

操作マニュアル(インストラクションマニュアル)の例

  • 自動車、バイク、トラクター、建設機械などの建設・輸送用機器の取扱説明書
  • コピー機、パソコン、スマートフォンなどの民生用電子機器の取扱説明書
  • AV機器、カーナビゲーションなどのエレクトロニクス製品の取扱説明書
  • 時計や計測機器などの精密機器の取扱説明書
  • 半導体製造機器や工作機械への組み込み用マニュアル

保守マニュアルの例

  • 住宅用設備機器(ドア、窓、トイレなど)の施工マニュアル
  • 業務用機器及び部品のメンテナンスマニュアル
  • 業務用機器及び部品のトラブルシューティングマニュアル

整備マニュアルの例

  • 定期点検が必要となる設備や機材などの分解整備時に必要となるマニュアル
  • 法令に則った部品交換が必要となる機材や設備などのリファレンスマニュアル

操作マニュアルや保守マニュアルなどの作成に「PMX」が向いている理由

マニュアル作成システム「PMX」は、製造業の多言語マニュアルの制作~改訂運用~配信に適したCMS(コンテンツ管理システム)であり、製造業が購入者に販売する機械装置などの製品に同梱する「操作マニュアル(インストラクションマニュアル)」や、製品の設置や施工、整備や保守メンテナンスなどのアフターサービスを行う業者が使用する「保守マニュアル」「整備マニュアル」といったドキュメンテーションまで幅広く対応します。

これらのマニュアルは、改訂時も含め、内容の正確性・厳密性が非常に重要視されるとともに、レイアウトに関してはシンプルなものが多いものが多く、かつ内容が専門的であるため、たいてい執筆者と編集者が異なります。マニュアル作成においては、業者に一括委託をするか、社内でエンジニア側で初稿を作成し、編集側がマニュアル用にリライトし、エンジニアに査読依頼をする、という流れが一般的ですが、マニュアル作成システム「PMX」では、ワークフローを内蔵していますので、チーム体制によるマニュアルライティングを進めることが可能となります。

近年は、タブレット端末を活用したエラー診断機能や故障部品の在庫問い合わせ機能などのアプリケーションと一体となった電子マニュアル(取扱説明書)のニーズが増えていますが、「PMX」では、ライティング~編集まで完了したマニュアルコンテンツは、データベースで一元管理されますので、組版により印刷にも使えるPDFの生成と同時並行で電子マニュアル(Webマニュアル)を出力することが可能となります。

また、自由度が高いMS WORDなどのデスクトップツールとは異なり、「PMX」では、マニュアルの標準化とコンテンツのモジュール化を実現します。改訂時には、マニュアルの共通化された部分のみ翻訳業者に依頼することで、最小限の文字数による翻訳コストで済むため、翻訳コストの削減につながります。

さらに、地域ごとにスペック情報などが異なる場合、マニュアルにおいても仕向けを行う必要が生じますが、従来はコピペなどによる属人作業になっていたのではないでしょうか。マニュアル作成システム「PMX」では、仕向情報を設定することが可能であるため、コピペミスの防止に伴うマニュアルの品質向上が実現できるとともに、属人的に行ってきた改訂オペレーションから脱却することができます。

マニュアル作支援システム「PMX」の導入により、特に効果が高いマニュアルの特徴としては以下のようなものがあげられます。

操作マニュアル・保守マニュアル・整備マニュアルの特徴

  • シンプルだが、ページ数が多い。
  • CAD図面やイラストなどの素材管理が必要。
  • スペック表などの表形式のコンテンツが多い。
  • 多言語で展開する必要がある。
  • 改訂が定期的に発生する。
  • スペック情報など、地域ごとに仕向けが必要。
  • 紙が中心だが、検索性も高い電子マニュアル(Webマニュアル)も求められつつある。
  • 専門知識が求められるため、執筆者と編集者が別々

このように、マニュアル作成システム「PMX」は、機械装置などの操作マニュアル、業務上必要とされる保守マニュアルや整備マニュアルといった、製造業の現場部門が使用するマニュアル(取扱説明書)のドキュメンテーションに最適な、マニュアル作成・管理システムとして、以下のような業種の企業様で導入されています。

  • 業務用機器メーカー(設備機器、工作機械、事務機器など)
  • 輸送用機械メーカー(重機、トラック、船舶、航空機など)
  • 情報通信機器メーカー(パソコン、スマートフォン、コピー機、家電など)
  • 半導体メーカー、エレクトロニクスメーカー、部品メーカーなど

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