
日々変化するビジネス環境、めまぐるしく進化するIT技術・時代に合わせて柔軟に変化する企業や組織。このようなビジネスの変化や進化のスピードに必要なのは、「その加速を止めない」 という事ではないでしょうか。
RDBには、まず厳密なスキーマを決定してからデータを格納するという大前提があります。テーブルやフィールドをどのように構成するかという設計を確定するまでは、それ以降の開発に取り掛かることも出来ないのです。これは、多品種を扱うメーカーのカタログ製作現場や、組織ナレッジや顧客クレームをデータベース化して共有化したい企業など多くの現場で課題となっています。めまぐるしく変化するビジネス環境において、もはやRDBだけで柔軟性の高いデータや情報を管理することは、現実的とは言えません。
| DBの種類 | データ | 処理 | 業務 |
|---|---|---|---|
| RDB | 大規模データ 固定的・単階層 |
高速な一括処理 データの追加・更新処理 |
バックエンド系基幹業務 |
| XMLDB | 階層的データ 頻繁な構造の見直し |
高速でインタラクティブな 参照処理 |
インターネット系 フロントエンド業務 情報系・ナレッジ系 |
XMLデータベースは、データ構造をいつでも自由かつ容易に更新するこ とが可能です。とりあえずデータベースを作成してアプリケーションの開発(あるいは運用)に取り掛かり、必要に応じてダイナミックにデータモデルを変更するといった柔軟な使い方が出来ます。
また、運用しようとするデータのうち、スキーマがしっかりと決まっている部分はRDBに入るが、今後どうなるかわからない部分・あるいは当初想定していなかった部分はどうしてもRDBからこぼれ落ちる場合が多々あるかと思います。そういった場合、「XMLDBはスキーマを気にしなくても良い」という特徴を最大限生かし、XMLDBにてこぼれ出た部分をキャッチアップすることができます。そのようにして、XMLDBとRDBの用途を使い分け、併用して用いることにより、余計な仕様変更コストや運用コストなどを削減することができます。
近年のRDBはXML対応を謳っていますが、基本的な設計思想はXMLが適しているツリー型データ構造ではなく、テーブル型のアーキテクチャを持っています。したがって、「複雑なXMLデータを格納する」「一度格納したデータを更新する」「項目を追加する」といった処理が、どうしてもXML専用のデータベースに比べ、パフォーマンス面で劣ります。
このようにデータモデルの追加や変更が日常的なeビジネス、あるいは構造の未確定な情報をとりあえず電子化する場合など、スピードと柔軟性の求められるシーンにおいてXMLデータベースは、大きな威力を発揮するのです。
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