RDBとXML DBのそれぞれの用途や適用分野の違いに着目しよう

XMLデータベースに格納し、効率良く扱える「半定型データ」をビジネスデータに置き換える「メタデータ」「ユニークデータ」「ツリータイプデータ」「XMLありき」「構造化文書」「ワンソース・マルチユース」に分類されます。

XMLデータベースの用途は?

データ構造を厳密に決めないとデータを格納できないRDBに対して、データ構造をいつでも自由かつ容易に更新することが可能なXML DBは、システムの仕様変更や運用コストの削減を可能にします。

XMLデータベースに格納すると良い6つの「ビジネスデータ」

XMLデータベースに格納し、効率良く扱える「半定型データ」「非定型データ」をビジネスデータに置き換えると以下の6種類に分類できます。

XML DBの得意な6大分野

分野 概要
1.メタデータ 実体データを分類・特定するために使われる、実態データを補完するデータ(メタデータ)
2.ユニークデータ 種類は同じだが、その構造や項目が微妙に異なったりバラバラの形状を持つデータ
3.ツリータイプデータ ツリー型の構造を持ち、深い階層構造を持つデータ
4.XMLありき XMLをベースとし、業界や用途毎にスキーマ(データ構造)が規定されたデータ
5.構造化文書 文書を構造化して、XMLで部品化したデータ

1.メタデータ:目的に情報に素早くたどり着く

「メタデータ」とは、データのデータと呼ばれるもので、実体のデータを保分類・特定するために使われる属性などを記述したデータです。

例えば、目的の写真や図面を探す場合にはファイル名を使って検索をする事がありますが、別の担当部署で撮影された写真や、調達先の部品メーカーが提供する図面などは、ファイル名だけで目的の写真や図面にたどり着く事は非常に困難です。このような情報検索の非効率化は、多くの企業の現場部門で問題になっています。

インターネット上のサーバに実データと、それを検索するために付加した「メタデータ(XMLデータ)でカテゴリや撮影場所などといった様々な属性情報をデータベース化します。

メタデータをXML形式でデータベース化する事で、「カテゴリ内で絞り込みをしでからフリーワードで検索」「任意の属性で複数カテゴリのデータを串刺し検索」する事が可能となります。また、現場の意向で検索のための項目を属性として追加する事が容易になります。

写真や図面などの実体データにXMLのメタデータを付与

XML/XML DBのサイバーテック:XMLデータベースで管理するデータ=メタデータ

2.ユニークデータ:多品種小ロットの製品スペックの管理に

「ユニークデータ」とは、同じカテゴリに属するデータでも、管理する項目の属性がバラバラなデータを指します。

これは多品種小ロットの製品を設計・製造・組み立てる製造業でよく見られるデータです。このような多品種小ロットの製造業では、製品ライフサイクルの短縮化で製品型番が増える一方で、製造中止となった型番の製品も保証する必要があるため、製品型番毎に、特徴や追加機能、さらには使用部品の詳細まで様々な項目をデータベース化する必要があります。

例えば、DVDレコーダーの場合、ある型番の製品では容量、ディスクの種類、モードといった製品スペックだけを管理しているが、新製品では新たに「音楽機能」「HDM出力」といった旧製品では管理されなかったスペックが追加されるといったように、次々に管理項目が増えていきます。製品データベースの設計時点でこれらを予想して全ての管理項目を用意するのは困難です。

XML形式でデータ化するメリットは、運用後でも簡単にデータベースの管理項目を追加できるところにあります。

XML/XML DBのサイバーテック:XMLデータベースで管理するデータ=ユニークデータ

3.ツリータイプデータ:パーツ構成など、階層構造や親子関係をXMLでありのままに表現

ここでは、エンジンのパーツ構成を管理するためのデータベースを例に解説します。

エンジンは色々なパーツが組み合わさって一つのエンジンとなるわけですが、そのパーツもまた色々なパーツや部品の組合せでできています。 XMLはツリー構造で表現されますので、これをデータで表現しようとした場合もその構成をそのまま表現することができます。

例えば、一つの部品を交換しようとした場合、どのエンジンのどのパーツのどの部品なのかを簡単に把握することができます。また、エンジン単位でも部品単位でも同じ「調達見積書」という名称であったとしても、その階層によってどの調達見積書なのか容易に判断・検索することができます。

このように、XMLは、データ構造が表形式ではなく、親子関係などの階層構造(=ツリー構造)を持った情報を「ありのままにデータ化して表現できる」のです。

XML/XML DBのサイバーテック:XMLデータベースで管理するデータ=ツリータイプデータ

4.XMLありきのデータ:業界毎に標準化された多くのXMLをデータベース化して再利用

「XMLありきのデータ」とは、異なる情報システム間で効率良くデータの受け渡しを行う目的で、業界毎に規定された標準フォーマットのデータを指します。

例えば、金融業界では、財務情報の受け渡しのために標準化された文書フォーマットである「XBRL」や、流通サプライチェーンで、小売、卸、メーカ間の受発注業務で使うための標準メッセージフォーマットである「流通BMS」、印刷業界では、印刷機器の工程をXMLで表現した「JDF」、一般のビジネス文書を作成する際に利用するOffice2007の標準データフォーマットも「OfficeOpenXML」と呼ばれるXML形式です。

多くの業界で用途に合わせて既にXMLベースでスキーマが規定されており、今後はこの標準データを各企業内でデータベース化し再利用する動きが活発になっています。

XML/XML DBのサイバーテック:XMLデータベースで管理するデータ=XMLありき

5.構造化文書:業界毎に標準化された多くのXMLをデータベース化して再利用

「構造化文書」とは、文書が「タイトル」「見出し」「説明文」「図表」「参考文献」など、構造化する事が可能で、それらデータを構造単位で部品化されたデータを指します。

製品マニュアルや業務マニュアルには、「版数管理をして最新のドキュメントと古いドキュメントの変更履歴を管理したい」「似たような文書の一部を流用して新しい文書を作りたい」「文書を部品化してマニュアルを多国語翻訳する手間と費用を削減したい」、というニーズ年々が高まっています。

今まで、上記のようなドキュメントの制作はオペレータとDTPデザイナを人海戦術で投入し行われてきました。しかし近年は、提供形態が紙だけにとどまらずWebマニュアルや電子教材(e-ラーニング)など多様化するに従って、人手によるミスや制作コストの上昇が企業の死活問題になってきています。

製造業では、このようなマニュアルをはじめとするドキュメント制作業務のシステム化には「部品化されたドキュメントのデータベース化」が必須となっています。

XML/XML DBのサイバーテック:XMLデータベースで管理するデータ=構造化文書

XMLデータベースの用途

XMLデータベースの代表的な用途は下記の通りです。このような情報を「効率的に管理したい」「素早く探し出したい」「関係者で共有したい」「様々な形式で配布公開したい」というニーズにこたえる事が出来る唯一の解が、XMLデータベースなのです。

ドキュメントデータの管理

各種
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