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【JAGAT】製造業におけるXML DB活用事例とソリューション

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~製造業におけるXML DB活用事例とソリューション~

株式会社サイバーテック
マーケティング・コミュニケーション部
小野 雅史

●製造業におけるコンテンツマネジメントの重要性と現状

サイバーテックが提供するXML DB「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」は、多くの製造業で愛用されている。製造業の競争力の源泉は、トップダウンによる改革と、現場部門(営業・設計・製造・サポート)によるボトムアップ的な業務効率化活動の双方が生み出す相乗効果であり、それをITで支えているのが「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」である。 ものづくりの現場である製造部門においては、生産管理システムを活用した、コスト削減と品質向上の取組みが日々進められている、一方で設計・営業・サポートの現場で使われる文書や図面などのコンテンツについては、その管理(検索・特定・入手)について課題を抱えたままの企業が多く存在するのも事実である。 特に多品種少量生産型の企業では、顧客からの製造依頼(個別・カスタマイズ案件)に対してスピーディな対応が求められる。具体的には、ある顧客から業務用設備機器に関する提案と試作品の製造依頼を受けた場合、営業部門は、過去の類似案件案件の情報を収集し、設計部門と共同で仕様書や図面を見ながら、最適な提案とコスト試算を行う必要があります。ところが、製品情報や関連コンテンツが各所に散在していると、熟練営業マンでないと図面を探せない、過去の類似プロジェクトの情報は当時の担当者に聞かないと情報が取り出せない、製品型番から容易にコンテンツが収集できないといった問題が頻発する。その結果、顧客への提案が遅れ、受注機会を逸する事になる。無事に受注した場合でも、見積の甘さによる赤字プロジェクト化という事態が発生する恐れがある。


●事例1:多品種少量生産型メーカーの製品情報管理システム


製造業のコンテンツ管理の典型的な事例を紹介する。排水機器を製造・販売する外資系メーカーは、多くの部品(外部調達品を含む)を組み合わせて一つの完成品を作り上げる。所謂、多品種少量生産型メーカーである。この企業では、型番が付けられている品目は数千点あるが、1年を通して量産する製品は約半分。残りは顧客からのリクエストに応じて、図面を起こす個別受注に近い形態の製品である。そのため、製品情報(型番やスペック、構成部品)と関連するコンテンツ(図面・設計書・性能曲線・技術連絡書など)を一元管理し、すぐに引き出せるシステムを導入するコストメリットは計り知れないほど大きかった。この企業のプロジェクト推進者はこう語る。「現場部門では、製品情報を探す・入手する時間は極限まで少なくしたい。もっとお客様に向き合う時間やクリエイティブな事に時間を費やす事が重要だ」。
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特筆すべきは、製品情報管理システムの導入検討から決定までは、約3ヶ月という短期間であった。この間20社ものベンダと会い、文書管理・コンテンツ管理パッケージの提案を受けたが、どれも目的を達成するものではなかった。だが、その情報収集段階でXML・XML DBの製品階層構造をそのまま格納できるしくみを知り、「これなら解決できそうだ」と感じた。2007年1月に、プロジェクトはスタートした。6月現在、プロトタイプを使った基本設計段階が完了している。この企業では、今後もXML DB「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」を核にしたこの製品情報管理システムで究極の業務効率化を図る予定である。

●事例2:カタログコンテンツの統合DBによるワンソース・マルチユース
製造業が持つコンテンツの代表例は「カタログ」である。この金属加工工具を製造する企業のマーケティング部門では、数万点の製品を掲載する、約1200ページ、重さにして1kg以上の紙のカタログをメインに販促活動を行っていた。また別に自社サイト上でWebカタログを公開していた。この企業の場合、最も深刻な悩みは、紙カタログとWebカタログのコンテンツが別々に管理されていたため、製品改訂時に仕様に関する記載ミスが発生する、情報の反映に時間がかかるため最新情報が顧客や代理店に提供できない、という所にあった。
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 この企業は、上記課題の解決策として、XML DB「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」でメタデータと図面データをXML形式で一元管理する「製品統合データベース」を構築した。さらにスタイルシートと組版エンジンで紙カタログとWebカタログ制作コストの削減と、顧客・代理店に対する情報提供のスピードUPを実現した。

●コンテンツマネジメントの本質は「メタデータとコンテンツの管理」

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上記2つの事例を通して言える事は、「コンテンツマネジメントの本質は、メタデータとコンテンツ両方がその関連性も含め統合管理されている事」である。コンテンツマネジメントという言葉は、数年前から一般的になり、多くの企業で導入されている。しかし、Webサイトのコンテンツ運用管理の効率化で終わっており、競争力の源泉である現場部門(営業・設計・製造・サポート)全体の業務効率化にまで至っていないケースが多く見られるのも事実である。
ある試算によると、売上が1000億円規模の製造業では、現場のコンテンツ管理を行うコストメリットについて、年間約数千万円にものぼる。紙文書や事業所毎のファイルサーバの維持管理コスト、営業が情報を探し入手する時間と労力、積算、見積ミスによるプロジェクト損益の改善がその内訳である。
 

●XML DB「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」とコンテンツ管理ソリューション「文書工房」

製造業に限らず、非定型文書も含めたコンテンツの管理を効率化するシステムの要件として以下の3点が挙げられる。
1.階層性を持った複雑な製品情報(仕様・製品構成)が管理できる事
2.製品情報とコンテンツをワンセットで紐付けして、両方からすばやく検索できる事
3.製品やコンテンツの追加・仕様変更に柔軟に対応できる事
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XML DB「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」は、上記要件を満たす唯一のデータベース製品であり、これは既存のリレーショナルデータベースやコンテンツ管理ソフト、文書管理システムにはない、特長である。製品情報とコンテンツの格納に使われるXML DB「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」は、仕様追加や変更を許容する柔軟性を持つ。それは、日々刻々と変化する「現場サイドの意見」や「製品仕様」に対して最短の時間でシステム化することができる事を指す。
株式会社サイバーテックでは、2007年6月、製造業の導入事例で培ったノウハウを集約し、製造業のためのコンテンツ管理ソリューション「文書工房」を発表した。これは、基幹システム・部品表との連携や電子カタログ制作を意識したソリューションであり、特に多品種少量生産型の企業は、XML DBのメリットを最大限活用できる。「文書工房」の特徴は以下の通り。
1実績のあるXMLデータベース 「Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)」。
2.コンテンツから該当製品を特定できる「逆引き検索機能」。
3.製品の追加変更があっても関連コンテンツの紐付けを省力化できる「製品自動特定機能」。

●今後の展望:「社内業務効率化」から「売るためのクロスメディア・プラットフォーム」へ

コンテンツマネジメント導入の目的は、社内の業務効率化だけではない。構築された製品情報管理データベースは「売るためデータベース」へとその活用範囲を広げる事が出来る。例えば、特定の顧客セグメントに限定した商品の認知とプロモーションを低コストかつスピーディに行う事も可能となる。この様なアプリケーションは、利用者がWebや携帯、紙を横断して利用する事を想定して作ることが前提となるため、その核となるデータベースは、Cyber Luxeon(サイバー・ラクセオン)のような柔軟で変化や個性に強い製品である必要がある。また、クロスメディアを顧客に提案・導入する際は、印刷会社とITベンダの連携は今以上に密に行う必要がある。印刷会社が持つ顧客業務知識や制作・デザイン・印刷技術とITベンダが持つインテグレーション技術が融合して初めて成り立つものであると考える。

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