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【製品情報管理システム】 オリエンタルモーター株式会社様

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精密小型モーターの総合メーカーとして常に業界をリードするオリエンタルモーター株式会社。
同社では、従来までRDBMSで行っていた製品情報管理、およびWebカタログ制作を、XMLデータベースのNeoCoreによる管理へとリプレースした。これにより、頻繁に起こるデータ項目の追加・変更に柔軟に対応でき、自社作業による「見える化」を実現。
業務改革を推進する同システムの構築の背景と効果についてお話を伺った。

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1885年の創業から120年以上の歴史を数えるオリエンタルモーター株式会社。
国内で初めて精密小型モーターの標準化に着手した同社は、AC小型標準モーターをはじめ、ステッピングモーター、電動アクチュエータ、クーリングファンなど、常に時代のニーズに対応した、画期的なモーターを世に送り出してきた。中でも、AC小型標準モーター「Kシリーズ」は、1966年の発売以来、業界のスタンダードとして今日まで、40年以上も愛され続けている。

「精密小型モーターの総合メーカー」を掲げる同社の製品は、約1万5千種類ものラインアップを誇る。その用途は、駅改札機、券売機からATM機やOA機器、半導体製造装置、さらにFA分野や医療分野まで、幅広い分野に渡っている。また、海外での事業展開にも積極的で現在、アジア、米国、ヨーロッパ地域で約30拠点を構え、その売上は全体の約30%を占める。

早くから標準化を進める同社は、「多品種少量生産」のカタログ販売を主体とする。“必要な時に、必要なものを、必要な数だけ”お客様に提供する、このビジネスモデルこそ、他社にない同社のベネフィットであり、現在、取引先企業は国内外で2万社を数える。これらのお客様の多種多様なニーズに、より柔軟に応えていくため、オリエンタルモーターでは、この度、従来までのRDBMSによる製品情報の管理を見直し、NeoCoreを活用したXMLDBによる製品情報管理に移行した。

NeoCore導入の背景について、オリエンタルモーター オムニ・アドカンパニーの制作部・染谷チーフディレクターは、次のように語る。
「インターネットの普及に伴って、当社でも1999年からRDBMSをベースとしたWebカタログを構築し運用してきました。しかし、年々、多様化するお客様のニーズにスピーディに応えるため、新製品リリースのサイクルが短くなってきました。また、従来の製品単体での販売に加えて、周辺機器を組み合わせたセット販売など、売り方も多様化してきました。その都度、データ項目の追加や修正作業を行っていましたが、時間もコストも掛かり追いつかない状態でした。さらに、これらの作業はすべて外部の開発会社に委託していたため、自社のノウハウとして蓄積されておらず、完全にブラックボックス化していました」
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染谷氏が所属する「オムニ・アドカンパニー」は、オリエンタルモーターの国内外における広告・宣伝部門として、Webをはじめ、取扱説明書や総合カタログ、製品カタログ、情報誌などの制作を行う組織である。そこで、染谷氏は多種多様な商品情報を単にWeb上で表現できるだけではなく、溜まったデータを将来的に他のメディアで活用できることをポイントにデータベースの検討を始めた。

「特にカタログにおいては、現在11言語のカタログを制作しており、いかにワンソースで低コストに制作していけるかがポイントとなります。言語データベースのT R A D O SやD T PソフトであるInDesign等との連携を考えた時、『XML』は必然でした」(染谷氏)
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さらに自社のノウハウを蓄積するためにも、外部の開発会社に頼らずに業務担当者レベルでも必要なデータ項目の追加や修正ができる、容易なシステムが求められた。
これらの要件を受けたキヤノンITソリューションズは、比較検討できるよう、いくつかのXMLデータベースを提案した。そして、その中からオリエンタルモーターが選んだのが「NeoCore」だった。決め手となったのは、やはり、NeoCoreの特徴である「柔軟性」だったという。

「『やわらかいデータベース』というキャッチフレーズにも象徴されるように、NeoCoreならば、スキーマ定義不要で難しいDTDを組まずに階層を自由に変更できます。またインデックス設計も要りませんから、導入にあたっての細かなチューニング作業も必要ありません。こうした社内の担当者様でも簡単にすぐに使える点が評価されました」
(キヤノンITソリューションズ 製造事業本部開発センター 木村 氏)

XMLに対する特別な知識を必要とせずに、データベースを構築できることは、同社にとって大きなメリットだった。
「我々はプログラマではありませんから、特別な言語やアプリケーションを扱えるわけではありません。使い慣れたExcelで製品情報を入力して、NeoCoreに格納するだけで、データベースが構築できる。導入にあたって、難しい教育も要りませんし、まさに、我々が出した要件にぴったりでした」
(オリエンタルモーター オムニ・アドカンパニー制作部 ディレクター小野氏)
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こうして新稼働した製品情報管理システムの概要は、以下の通りである。
クライアントPC( 業務担当者PC )上で、Excelで作成された製品情報は、DataSpiderServista(EAI)を介して、DBサーバであるNeoCore上に一元管理される。そして、スタイルシートのXML-XSLTで表示設定され、Web上に公開される仕組みだ。XML-XSLTにより、紙のカタログ表記に沿った見やすい表組みレイアウトが可能となっている。こうして、お客様はWeb上から単体はもちろん、さまざまな製品を組み合 わせた多種多様なオリエンタルモーター製品を確認、購入することができる。

現在Web上で提供される製品はおよそ1万5千点。サイズ違い等の細かな仕様や周辺機器との組み合わせパターンを含めると、そのデータ数はざっと15万件以上に及ぶ。
「必要となる速度やトルクの違いにより、ひとつのモーターに対して、組み合わせ可能なギヤヘッドは、何十パターンも存在します。それらの複雑な組み合わせをWeb上で表現するとともに、お客様に正しく購入していただけるよう、間違った組み合わせを選択できないようにするなど、細かい部分の設計に気を配りました」(染谷 氏)

もちろん、こうした定型化できない複雑なデータ構造を吸収できたのも、XMLネイティブのNeoCoreの柔軟さがあったからといえる。
以前は、外部の開発会社に丸ごと委託していたため、その工数や人員数は見えなかったが、自社で行うようになった今、作業の「見える化」が可能になったという。

「以前はデータの追加や変更が発生すると、その都度、外部の開発会社に発注を出していました。ですから、発注先の状況によっては、すぐに対応できない場合がありました。今は作業内容に合わ せて、自分たちでスタッフや工程をハンドリングできます。ですから、すばやく対応でき、我々、広告 宣伝部門のミッションである、「お客様へのタイムリーな情報提供」が実践できています」(小野 氏)

全体の業務効率を考えた迅速な対応が可能となり、そうすることで、日々の改善ポイントも見えやすくなったという。
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同社では、ホームページに関わるシステム全体を「ホームページマーケティングシステム」と呼んで運用しており、今回、構築した製品情報管理システムもその一翼を担う。顧客情報や購入履歴、問い合わせなどは、別の顧客DBで管理されており、随時分析され、営業活動へ役立てられている。
今回、多彩な製品情報を柔軟に取り込めるNeoCoreによる製品DBが確立したことで、よりきめ細かな製品情報を紐付けた顧客分析が期待できるだろう。今後については、NeoCore上に管理されている製品情報をいかにワンソース化していくかが課題だという。

「Web上だけのデータベースでは駄目。紙のカタログや取扱説明書や多言語化など、マルチメディア・グローバルユースをめざしてブラッシュアップしていきます。多品種が強みの当社ですが、これらのデータを一元管理して、マルチメディア化するには、その商品数、データ数がネックになりかねません。それぞれの媒体の特性に合わせて、効率的かつ実用的にワンソース化できればと思っています」(染谷 氏)

用途に依存しないXMLベースのNeoCoreによる製品データベースならば、マルチメディア・グローバルユースの実現もそう遠くないはずだ。

「今後もお客様の多種多様なニーズに応えていくことが我々の使命ですから、製品も次々と新しくなるでしょう。製品数が増えれば、DBにも負荷が掛かるし、レスポンスにも影響してきます。こうしたメンテナンスをはじめ、今後もキヤノンITソリューションズさんを中心に、NeoCoreとのより良い関係を築いていければと思います」(小野 氏)

次期の「総合カタログ」リリースに向けて、印刷会社とキヤノンITソリューションズを含めた、合同ミーティングも始まったという。
ワンソース、マルチメディア・グローバルユース。オリエンタルモーターにとって、NeoCoreを核とした製品情報管理システムは、今後の業務革新の鍵となるに違いない。
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