Web図面管理/出図管理システムの開発

金属加工大手 N社

金属加工の大手企業であるN社では、製品の図面情報をPDFデータ+メタデータ(XMLデータ)でナレッジデータベース化することにより、PDF化したCADデータとSCMからの部品構成情報を統合管理。営業担当者の製品情報検索に関する利便性の向上を実現させることに成功した。メタデータのハンドリングはXMLデータベースが採用された。

Web図面管理/出図管理システムの開発/製造業(設計部門/製造部門)

XML DBを使ったシステム開発実績

Web図面管理/出図管理システムの開発
金属加工大手 N社

業種:製造業(設計部門/製造部門)
業務の種類:メタデータ管理/基幹システム連携

工程/期間 基本設計~テスト(12ヶ月)
OS Windows 2000 Server
ミドルウエア Tomcat
DBMS XML DB 「NeoCoreEX」
適用技術 Java

XML/XML DBのサイバーテック:金属加工大手N社 システム構成図
※現在はNeoCoreシリーズに統合され、製品名が「NeoCoreEX」に変更されております。

システムの概要・背景

金属加工の大手企業であるN社では、製品の図面情報を、CADデータは設計部門、紙ベースのものは各工場で管理を行っていた。これらの図面管理を行うにあたり、親子関係のある組立製品の図面検索や出図業務を非効率な手作業で行っており、かつ製作順序に合わせた図面の並べ替え作業は経験に基づいた個人に依存している、という問題を抱えていた。図面管理とこれらの業務をシステム化することにより、「業務効率の向上」および「図面の並べ替え情報のナレッジ化」という2点を実現させることを目指した。

システム化を行うにあたり、図面のナレッジ化を行う基本方針として、図番をキーとして図面データと対になるメタデータを用意することになった。数万点の製品があり、しかも製品情報がばらばらであるため、そのようなメタデータに対して正規化を行いRDBに格納することは困難であった。従ってナレッジデータベースの中核エンジンとなるDBMSとして、XMLでメタデータを実装し、XMLデータをハンドリングすることが得意なXMLデータベースが選択された。

システムの特長

製品情報として使用するメタデータは、SCM(サプライ・チェーン・マネージメント)をつかさどるホストコンピュータから出力される、製品の構成情報や出図指示情報等が記述された15種類のCSVファイルから、図番をキーとする形でXML化した後、XMLデータベースに格納。別途CADツールで作成されたHPGL形式の図面データは、図面番号がファイル名というルールにて全てPDF形式に変換され、ファイルシステムに格納。XMLデータベース内の該当XMLデータが図面情報のメタデータとして、様々な検索条件を基に参照出来るようなシステム設計とした。

SCMで管理を行わないが、製品ごとに追記してゆくような情報は、XMLデータベースに格納されたメタデータである製品情報に追記形式で書きこまれ、XMLデータベースが巨大な製品ナレッジデータベースとしての役割を担うこととなった。出図に関しては、遠隔地の拠点に設置されたオンラインプリンタによって、本部からの操作により図面を容易に出力することを実現した。

効果

本システムの初期データとして、数万件を越える図面情報の各種登録や出図指示をWebブラウザから行うことに成功。増加や改定が行われる図面データも、XMLデータベースが管理する製品情報データから容易に探し当てることが出来るようになっただけではなく、図面の並べ替え作業に関してもシステム上で行うことが出来るようになった。

つまり、本システムの導入により、PDF化したCADデータとSCMからの部品構成情報を統合管理し、営業担当者の製品情報検索に関する利便性の向上を実現させることができた。同時に製作指示のスピードアップやミスの削減なども副次的に実現させることができ、結果的に「業務効率の向上」と「図面の並べ替え情報のナレッジ化」という2つの目的を実現させることに成功。将来的には複数遠隔地にオンラインプリンタを設置し、それぞれの拠点から図面を出図することを実現させる予定だ。

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