設備管理データベースの開発

石油プラント会社

プラントエンジニアリング会社の情報システム子会社である同社では、企業合併に伴い、複数の部品カテゴリや、多数の部品で構成されるプラント設備の管理システムを統合するプロジェクトを受注。どうしても正規化が困難なデータ構造のスペック情報を柔軟性の高いXMLデータベースを用いて管理することにより、スピーディなプロジェクト運営に成功。

設備管理データベースの開発

石油プラント会社

業務の種類:ユニークデータ管理/RDB連携

工程/期間 要件定義~テスト・保守(2003年~継続)
OS Windows 2000 server
ミドルウエア MAXIMO(設備管理パッケージ)
DBMS XML DB「NeoCoreEX」
適用技術 Java/XML

XML/XML DBのサイバーテック:石油プラント会社 システム構成図
※現在はNeoCoreシリーズに統合され、製品名が「NeoCoreEX」に変更されております。

システムの概要・背景

プラントエンジニアリング会社の情報システム子会社であるC社では、プラント設備管理システムを、親会社だけではなく外販も積極的に行っている。

プラント設備は大規模なものとなるため、複数の部品カテゴリや、多数の部品から構成される。さらに、その用途・規模・設置場所に応じて、プラントごとに無数の個別部品が必要とされる。また、主要部品は定期的な交換が義務付けられ(点検結果により修理または交換)ているのだが、用途や部品ごとに耐用年数は異なる。

ただでさえ複雑な部品構成を有するプラント設備のスペック情報を管理する手法として、RDBをベースとした専用の設備管理プロダクトを用いる方法も存在するが、部品カテゴリや部品構成によっては正規化が困難な用途も存在し、スピーディにプロジェクトを遂行するためには柔軟なデータモデルによりスペック情報を管理するデータベースが求められていた。

システムの特長

本プロジェクトでは、企業合併に伴い、両社のプラント設備管理システムの統合を行うことになったが、データモデルの統合方法を検討した結果、構造が複雑でRDBベースの設備管理プロダクトのみで管理するのは難しいことが明らかになる。従ってプロジェクトのスピーディな進行や、運用開始後の柔軟性を考慮し、定型的な部分はRDBベースの設備管理プロダクトを用い、柔軟性が求められる部分に関してXMLデータベースを用いることが決定された。

ちなみに、プラント設備には「静機器」「計装機器」「回転機器」「電気機器」などの複数の設備カテゴリが存在する。そのうち「静機器」情報に関して、両社の管理手法の違いなどにより、スペック情報のずれが多数存在することが判明。従って、ベースとなる各種スペック情報はRDBベースの設備管理プロダクトを用いたが、「静機器」のスペック情報に関しては、データ構造(データモデル)の違いを吸収することが容易なXMLデータベースを用いて、正規化を回避することによってスピーディなシステム統合を実現することに成功した。

効果

RDBベースの設備管理パッケージにXMLデータベースを組み合わせ、スピーディなシステム統合の実現に成功しただけではなく、フレキシブルな構造を持つプラントの設備データを、正規化が必要なRDBベースの設備管理プロダクトのみでは出来ないレベルで再現することが可能となった。

つまり、すべての部品をRDBベースのプロダクトで管理すると、部品情報の変更があるごとにデータベース設計から見直さなければならない。XMLデータベースで機能を補完することにより、トータルとしてより高い柔軟性を持つプラント設備管理システムを構築することができた。

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