「ITアウトソーシング」とは?

アウトソーシングとは?

企業にとって、コストダウンを意識した際に、アウトソーシングもしくは外部委託という言葉はよく耳にされるかと思います。派遣などとは異なり、ある業務やビジネスプロセスを外部に委託(アウトソース)することでサービス提供を受けることの総称となります。

導入あるいは検討を行う際の目的がコストメリットを追求することが多いため、海外企業(オフショア企業)に委託する(海外アウトソーシング)ことが多いのですが、そうなると業務内容だけではなく、国民性や文化などといった要素もからんでくるため、トラブルが発生する確率が高いのが実情です。

ちなみに、余り聞かないかもしれませんが、アウトソーシングとは逆に内製化をすることをインソーシングと言います。

アウトソーシングの中でもメジャーなものはBPO(Business Process Outsourcing)ではないでしょうか。こちらは給与計算や経費精算など、ビジネス上必要となるプロセスをアウトソーシングするサービスとなり、オペレータのスキルとして求められるのは「WORD・Excel・PowerPoint」等のOffice関連ソフトウェアや画像レタッチの知識のみでOKです。

また、昨今拡大している領域として、情報技術の知識やノウハウをベースとしたアウトソーシングを提供するビジネス形態が存在しますが、この分野は広く一般的に「ITアウトソーシング」と呼ばれます。

この「ITアウトソーシング」に含まれる内容はピンキリで、キッティング・ヘルプデスクといった軽いものから、画像加工・DTP・CAD・Webサイト運用に関連する制作系や、システムオペレーション、運用監視、保守開発などのソフトウェア開発に近いものまで、様々です。

ITアウトソーシングに適した業務

アウトソーシングやBPOと同様、ITアウトソーシングに向く業務と向かない業務や、委託したことによるメリットとデメリットが存在します。ここでは、ITアウトソーシングに適した内容をご紹介したいと思います。

①定型反復型の業務
手順書やマニュアルに落とし込みやすく、効率化によるコストメリットを出しやすい業務です。手軽に派遣スタッフで実施しやすい領域でもありますが、アウトソーサーによっては、業務内容により、人力ではなくツール利用によりさらにコストダウンを実現できる場合もあります。
例)キーワード広告の運用、アクセス解析レポート、システム運用など
②時期によって繁閑の激しい業務
年末や年度末といった繁忙期になる時期や、月末締めに関係する、経理業務や棚卸し業務など、繁閑のできてしまう業務も、アウトソーシングになじみます。それによって社内の業務量は一定し、効率が向上します。
例)DTPによる総合カタログの修正、ECサイトの商品データ更新、画像加工など
③専門知識や資格が不可欠な業務
IT企業であれば、ITに関する様々な課題やWebサイトのメンテナンスなど、業務対象外の知識も「誰か知っている人がいる」という事が往々にしてあるので、さほど問題にはなりませんが、IT業界ではない企業においては、そういった特殊能力を持った社員がいること自体珍しいです。Web制作やシステムの運用保守など、高い専門性が要求される業務は、社員を育成して実施できるようにする、という選択肢もありますが、育成コストがある程度必要となります。本業と関係が無い業務の場合は、コア・コンピタンスとの関係があって一概にはいえませんが、アウトソーシングの必然性がある業務です。
例)社内ネットワークインフラの保守、ドキュメントのフォーマット変換(HTML化、XML化、DITA化)など
④新たに採用から実施する必要がある業務
特に中小企業に多いケースかと思われますが、慢性的に人手不足の状況が続いている昨今の状況であれば、ITスキル的には難易度が低目の業務であっても、単純に人が足りない、という状況もありえます。そのような場合、求人情報を出してもなかなか応募につながらず、募集広告の費用だけかさむ、という状況に陥りかねません。専門性が高い業務ではなくとも、採用に時間やコストのかかる場合、それらの業務は、アウトソーシングを検討してみるという方法もあります。
例)企業Webサイトの更新、コピペ等によるExcelデータ作成など
⑤複数のノウハウが必要となる業務
ITスキル的には難易度の低い業務であっても、別のスキルを一定以上は必要とする場合があります。俗人的なスキルが求められる、こういった分野では、担当者の退職などにより一気に業務が回らなくなる、というリスクもはらんでいます。
例)PowerPointの英訳、SNSによる海外顧客への対応など
⑥早い技術進歩に対応せざるを得ない業務
IT技術の早い進展スピードに対応してゆかなければならない場合、人員的にもコスト的にも余裕のない中小企業では、それらの業務の全て、あるいは一部分をアウトソーシングすることで、全て内製化により提供製品やサービスが陳腐化するリスクを軽減できます。
例)求人用Webサイトや企業Webサイトのスマホ/タブレット対応・セキュリティ対策など

ITアウトソーシングが向かない業務

ITアウトソーシングに限らず、もう少し広くアウトソーシングという観点まで含めると、向かない業務としては以下のようなものになるのではないでしょうか。この場合は派遣スタッフで実施いただく、もしくは社員の方で手分けして実施頂くほか、ありません。

●社内規定や法律面などで外部委託が困難な場合
あるいは社内規定でアウトソーシングを行う際に貸与しなければならない資料が社外に持ち出せない場合です。企業価値の根幹となるノウハウや守秘性が高い情報、個人情報などが該当します。
●海外アウトソーシングが困難な場合
国際的な取り決めや規制に抵触する場合もあります。有名なものとしては、対共産圏輸出統制委員会であるCOCOM(Coordinating Committee for Multilateral Export Controls; COCOM)などが該当します。
●アウトソーシング予算が確保できない
予算が確保できない状況であれば、残念ながらアウトソーシングを活用頂くことは困難と言わざるをえません。社員の方の空いた時間もしくは残業時間で取り組んで頂く、もしくは対象業務自体の継続性や存在意義を見直していただいたほうが良いかもしれません。
●アウトソーシングに必要な機材などが動かせない
インターネットの普及に伴い、遠く離れた場所であっても個別に回線を引いた上でセキュアな環境を構築することは可能となりましたが、オンライン上で解決しない問題、例えば機械装置などを現地で直接操作することが求められるような業務は派遣スタッフが現地で実施したほうが良いかもしれません。
●うまく切り出せない業務内容である
アウトソーシングを実施しようとする業務にベースとなる資料が存在しない、といった場合や、社内のノウハウを中心として進める研究開発業務、といった場合です。資料が存在しない場合は、ヒアリング等により資料をまずは作成する、という作業を行うことが可能であれば、その後アウトソーシングを活用頂ける可能性は十分にあります。

アウトソーシングの費用目安

アウトソーシングを検討される場合、おおよそ以下のような理由が背景にあるのではないでしょうか?

  1. ① 外部に専門的な知識を求めているため
  2. ② コストダウンを実現するため
  3. ③ 大量の要員がすぐに必要となるため
  4. ④ 業務の繁忙期と閑散期を外部で吸収するため

このうち、①の「外部に専門的な知識を求めている」は特にITアウトソーシングがぴったりです。専門的な知識を持ったスタッフを社内で育成するよりも、それらは外部に切り出し、本業に集中するといった企業戦略を選択することができます。

②の「コストダウンを実現」するために目安となるのがアルバイトやパートの方に、交通費等も含め支払う費用の総額と比較頂くとちょうど良いのではないかと思います。東京都の最低自給が958円(注:2017年10月1日現在)ですから、直接採用の場合は募集広告費用や交通費、派遣サービスの場合は派遣会社の手数料などが加算されるので、トータルで時給1,500円ぐらいになるかと思います。これを月次換算すると

1,500円×8時間×20日=240,000円

になりますね。
この費用をアウトソーシング価格が下回ることが出来れば、迷うことなくいますぐ依頼されたほうがコストダウンを図ることができます。ちなみに、この単価シミュレーションは単純なBPO業務のアウトソーシングとなりますので、ITアウトソーシングでしたらさらに単価は上昇するはずです。

例えば、Webサイト運用・運営のオペレータであれば、時給1,800円+交通費等の諸費用=2,000円ぐらいになると思われるので(派遣サービスの場合、2,700~3,000円ぐらいです)、こちらを月次換算すると

2,000円×8時間×20日=320,000円

になります。
③④の場合は、ある程度の要員を抱える海外オフショアへの委託がぴったりですね。

サイバーテックの「ITアウトソーシング」サービス

弊社がご提供する「ITアウトソーシング」の特徴は、単純なオペレーション業務からハイスペックなスキルが求められる受託開発までを、東京本社・沖縄のニアショア拠点・フィリピン セブ島のオフショアセンターの3拠点による「総合力」にて、お客様の課題に「高品質」「低価格」「日本語コミュニケーション」全てを満たしたITアウトソーシングをご提供しております。

例えば、以下のようなお客様の様々なニーズにお応えしております。

例1)とにかくコストを安く
オンラインミーティング、およびメールやBacklog等のサービスを併用頂くことにより、お客様から直接オフショア拠点にITアウトソーシング業務をご依頼頂けます。現地には日本人ディレクターが駐在しておりますので、コミュニケーションは全て日本人と日本語で行って頂けます。日本とは一時間の時差なので、いつでもリアルタイムに現地とコミュニケーションを取って頂くことが可能です。
例2)ある程度のレスポンススピードが必要
お客様とのコミュニケーションはオフショア・ニアショアどちらの場合も日本人が窓口となりますのでスピードに差はございませんが、高い頻度でWebサイトを更新する、といったITアウトソーシング業務であれば、沖縄県にある「サイバーテック沖縄」にて実施させて頂くことで、スピーディなご対応が可能です。むろんまずは一度サイバーテック沖縄でお請けした後、フローを整理した形でセブITアウトソーシングセンターへの移管によりさらにコストダウンを行っていただく、という事も可能です。
例3)高いクオリティやプロジェクトマネジメントを希望する
東京本社にもエンジニアやコンサルタントが在籍しておりますので、「ITアウトソーシング」の要件定義やコンサルティング等の上流部分は東京本社でいったん実施させて頂いた後、実際の開発フェーズをオフショアで行う、というパターンも可能です。むろん開発フェーズに入った後も、本社側でプロジェクトマネジメントを実施させて頂くことは可能です。

特に、フィリピン セブ島のオフショア拠点には、ITスキルを有した多くの日本人管理者が常駐しているからこそ、これらのような多様な「ITアウトソーシング」プロジェクトの運営が可能となりました。

当社の場合、カンタンなオペレーション業務に関しても、最低限HTMLが分かるメンバーが対応させて頂いています。むろん、JavaScriptはもちろんのこと、JavaやPHPで開発を行えるエンジニアまで多数在籍しておりますので、以下のような様々な「ITアウトソーシング」業務のご依頼を頂いております。

これらの内容は全て、お客様からの様々なご要望をお聞きした内容をふまえ、サービス化を行ってまいりました。従いまして、上記に限らず、例えば「特殊な環境だけど対応可能か?」といったご相談ベースでも大歓迎です。
皆様からのご質問・ご要望・ご依頼を広くお待ちしております。

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