オフショア開発の最終候補地:ベトナムとフィリピン

当然、フィリピンとベトナム、どちらも見に行きました。

ベトナムはまじめな国民性ということは当時も聞いていましたが、確かにその通りであり、日本人の感性とかなりマッチするのではないか、と考えました。逆にフィリピン人はラテン系というか、明るいのは良いことですが、なんでも笑って済ませるような感じがしたので、日本人の感性に合うのか、とても心配でした。ただ、この物価水準で高い英語力を得る事ができるのは大きなアドバンテージでした。

そのような事前情報を得た状態で、ベトナムのホーチミンに行きました。その次の渡航では、ハノイに行くことを予定していましたが、そちらはいったんクローズし、仮決定としてフィリピンを国としては第一候補とすることにしました。最終的な決め手は、やはり英語力です。理由は以下の2点です。

  • ベトナムは日本語教育が盛んとはいえ、オフショア素人の弊社から見て、たとえばブリッジエンジニアに何かあった時に現地に乗り込みベトナム語で収拾が出来るか、といえば、ちょっと現実的ではないかと感じました。カタコトとはいえ、英語読みそのままの用語が多いIT分野のプロジェクト運営であれば、英語圏であればなんとかなる、という考えです。残念ながらベトナムの首都であるホーチミンでも全く英語力が高くなかったため、2番目の都市であるハノイはさらに英語力が低いだろうという判断のもと、ハノイ行きをとりやめました。
  • 今回の目的として、IT企業として、必ずどこかのタイミングで海外進出をするためのサポート拠点というものがありました。ベトナムには「英語でコミュニケーションができる」エンジニアはいるにはいましたが、私でも分かるぐらい、「ネイティブレベル」までは程遠いのが現状でした。フィリピンはご存じの通り、英語が堪能ですね。

というわけで、日本における独立系ITベンダーとしては、余り選択しないであろうフィリピンを国として選びました。これも「専門特化したITを提供する」という当社の目指す方向とも合致するので、チャレンジングではありますがフィリピンで進めることにしました。 ※当時はベトナムを選択する、という選択肢もかなりレアで、普通の考えでは中国の沿岸部が一般的でした。

また、ブリッジ役は中国で失敗した教訓から、コストの問題はあるものの、日本人によるマネジメントが必須と感じていました。英語と技術が分かるエンジニアが在籍していたこともあり、立ち上げメンバーとして現地に送り込みました。

冷静に考えてみれば、そもそも日本語が自由に話せて技術力もある現地エンジニア・マネージャを見つけることは、募集方法もよくわからない中、至難の業です。たとえ見つける事ができたとしても、面談を行う事自体さらに至難の業です。同じ日本人同士でも難しい「ヒト」の問題です、国民性や文化的背景なども把握した上で面談を行わなければならないため、直接オフショア拠点を開設することがいかに困難か、ご理解いただけるかと思います。

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